行天宮
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行天宮 | |
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正面より撮影 | |
各種表記 | |
繁体字: | 行天宮 |
簡体字: | 行天宫 |
拼音: | Xíngtiāngōng |
ラテン字: | HSING TIAN KONG |
発音: | シンティエンコン |
台湾語白話字: | Hîng-thian-kiong ヒンテンキョン |
英文: | Xingtian Temple |
行天宮(ぎょうてんぐう)は、台湾の台北市中山区に位置する関帝廟。多いときで1日に2万人以上が訪れるとされる、台北地域でも人気の高い寺院・観光地のひとつである。
概要
[編集]恩主公廟、恩主公、恩主宮などとも称される。1943年に台北市永楽町(現在の迪化街)に創建した行天堂が起源で、1949年に基隆炭鉱の所有者であった黄欉(こうそう、1911年-1970年、行天宮では「玄空師父」と呼ぶ)によって、台北市九台街(現在の林森北路)にて建てられた。当時は規模が小さかったが、この地に国民中学が建設されることとなり1968年に現在地に移転した。当宮の他に北投分宮(關渡行天宮とも呼ばれる、台北市北投区)と三峡分宮(白雞行修宮とも呼ばれる、台北県三峡鎮白雞)がある。
黄欉は新北市樹林区出身であり、当宮は本来、閭山派正一教という道教の一派がルーツであるとされるが、既に彼が居た時代には仏教や儒教などと習合した「斎教」に変化しており、更に第二次世界大戦や国共内戦を経た台湾に至って、「台湾道教」とも呼ばれる独特の多様性を持つ民族宗教に発展した。祀られているのは関羽(關雲長)、呂洞賓、張単(張單)、王善、岳飛の「五恩主」である。
宗旨は「広推行道徳教化」「不偏於功利取向」「不帯有商業色彩」「不迷信人間偶像」。
周辺地域
[編集]廟の南西側の民権東路と松江路の交差点の下にある地下道は「占い横町」と呼ばれる、20軒余りの占い師が軒を並べる観光名所になっており、地元でも、多くの日本人が訪れる場所として知られている。