米花斎英之

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米花斎 英之(べいかさい えいし、生没年不詳)とは、江戸時代浮世絵師

来歴[編集]

渓斎英泉の門人。姓は不明、俗称源次郎。米花斎と号す。江戸麹町に住む。作画期は天保の頃で人情本の挿絵、錦絵などを描く。

作品[編集]

  • 吾嬬春雨』二編6冊 ※為永春水作、天保3年(1832年)刊行。歌川国直も挿絵を描く。
  • 『心意気』四編12冊 ※鼻山人作、天保4 - 5年刊行
  • 『和説仮名論語』 ※天保5 - 6年刊行

参考文献[編集]

  • 井上和雄編 『浮世絵師伝』 渡辺版画店、1931年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり。54コマ目。
  • 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年
  • 市古貞次ほか編 『国書人名辞典』(第四巻) 岩波書店、1998年 ※「米花斎英之」の項