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『'''ながたんと青と-いちかの料理帖-'''』(ながたんとあおと いちかのりょうりちょう)は、'''[[磯谷友紀]]'''(いそやゆき)による戦後を舞台にした[[恋愛]]・[[料理漫画]]。
『'''ながたんと青と-いちかの料理帖-'''』(ながたんとあおと いちかのりょうりちょう)は、[[磯谷友紀]]による戦後を舞台にした[[恋愛]]・[[料理漫画]]。『[[Kiss (雑誌)|Kiss]]』([[講談社]])にて、2017年12月号から連載中。<ref>{{Cite web|title=干物女がママになって帰ってきた「ホタルノヒカリ」続編&磯谷友紀の新連載も|url=https://natalie.mu/comic/news/254137|website=コミックナタリー|accessdate=2021-12-01|language=ja|first=Natasha|last=Inc}}</ref>


2017年12月号より雑誌『[[Kiss (雑誌)|Kiss]](講談社)』で連載中。<ref>{{Cite web|title=干物女がママになって帰ってきた「ホタルノヒカリ」続編&磯谷友紀の新連載も|url=https://natalie.mu/comic/news/254137|website=コミックナタリー|accessdate=2021-12-01|language=ja|first=Natasha|last=Inc}}</ref>

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[[年の差婚]]を題材にした恋愛作品でありながら、作中の端々に料理の作り方が挟まれており[[料理漫画]]としても成立しており、老舗料亭を舞台に繰り広げる物語は「まるで朝ドラ!」という評価もある<ref>{{Cite web|title=まるで朝ドラ! 老舗料亭を舞台に繰り広げられる年の差夫婦の物語『ながたんと青と』のエネルギー(リアルサウンド)|url=https://news.yahoo.co.jp/articles/0205d4599cb309900563d24420984a9b81d7d32a|website=Yahoo!ニュース|accessdate=2021-12-01|language=ja}}</ref>。
[[年の差婚]]を題材にした恋愛作品でありながら、作中の端々に料理の作り方が挟まれており[[料理漫画]]としても成立しており、老舗料亭を舞台に繰り広げる物語は「まるで朝ドラ!」という評価もある<ref>{{Cite web|title=まるで朝ドラ! 老舗料亭を舞台に繰り広げられる年の差夫婦の物語『ながたんと青と』のエネルギー(リアルサウンド)|url=https://news.yahoo.co.jp/articles/0205d4599cb309900563d24420984a9b81d7d32a|website=Yahoo!ニュース|accessdate=2021-12-01|language=ja}}</ref>。


=あらすじ=
== あらすじ===
時は戦後の[[1951年]](昭和26年)。京都の東山にある老舗料亭の長女「桑乃木いち日」は34才。戦争で前の旦那と死別後、実家を継がず近所のホテルの厨房で前菜係の料理人として働いていた。そんなある日、妹の「ふた葉」に大阪でホテルを経営する山口家の次男との縁談話が持ち上がる。
時は戦後の[[1951年]]([[昭和]]26年)。京都の東山にある老舗料亭の長女「桑乃木いち日」は34才。戦争で前の旦那と死別後、実家を継がず近所のホテルの厨房で前菜係の料理人として働いていた。そんなある日、妹の「ふた葉」に大阪でホテルを経営する山口家の次男との縁談話が持ち上がる。


しかし当日の見合いに現れたのは次男ではなく三男の「周」で、しかもまだ19歳で学生。彼の青臭く生意気な態度に、いち日は不躾な態度を取ってしまう。お見合いは破談かと思われたその直後、ふた葉は書き置きを残し店の料理人と駆け落ちし家を出ていってしまう。
しかし当日の見合いに現れたのは次男ではなく三男の「周」で、しかもまだ19歳で学生。彼の青臭く生意気な態度に、いち日は不躾な態度を取ってしまう。お見合いは破談かと思われたその直後、ふた葉は書き置きを残し店の料理人と駆け落ちし家を出ていってしまう。
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その後伯母の思いつきと周本人の思惑で、いち日が代わりに彼を婿として受け入れることになる。お互い好きな人はいるが、それでも構わないという条件で。かくして15歳差の、年の差夫婦の運命や如何に。
その後伯母の思いつきと周本人の思惑で、いち日が代わりに彼を婿として受け入れることになる。お互い好きな人はいるが、それでも構わないという条件で。かくして15歳差の、年の差夫婦の運命や如何に。


=登場人物=
==登場人物==
*;桑乃木いち日(くわのき いちか)
;桑乃木いち日(くわのき いちか)
:京都の老舗料亭「桑乃木」の長女、連載開始時34才。前の旦那は戦争で亡くなりそれをきっかけに家を出てホテルの料理人として働いていたが、妹の代わりに15才年下の山口周と再婚、その後実家の料理人として復帰することになる。料理の腕は確かだが、女性が洋食のコックをすることに引け目を感じるなど、やや保守的な考えかたの持ち主で、しばしば夫の周と意見が対立する。
:京都の老舗料亭「桑乃木」の長女、連載開始時34才。前の旦那は戦争で亡くなりそれをきっかけに家を出てホテルの料理人として働いていたが、妹の代わりに15才年下の山口周と再婚、その後実家の料理人として復帰することになる。料理の腕は確かだが、女性が洋食のコックをすることに引け目を感じるなど、やや保守的な考えかたの持ち主で、しばしば夫の周と意見が対立する。
:タイトルにある「ながたん」は京言葉で「包丁」の事で、いち日の事を指すと思われる(作中でも前の旦那が出兵前に、いち日に包丁を送るエピソードがある)
:タイトルにある「ながたん」は京言葉で「包丁」の事で、いち日の事を指すと思われる(作中でも前の旦那が出兵前に、いち日に包丁を送るエピソードがある)
*;山口周(やまぐち あまね)
;山口周(やまぐち あまね)
:いち日の夫。大阪でホテルを経営する山口家の三男で連載開始時は19才の大学生。「桑乃木」の見た目や中身の古さを批判する一方で、先進的なアイデアの持ち主であり頭の回転も早く、「桑乃木」を改革して実家を見返してやろうという野心も持つ。
:いち日の夫。大阪でホテルを経営する山口家の三男で連載開始時は19才の大学生。「桑乃木」の見た目や中身の古さを批判する一方で、先進的なアイデアの持ち主であり頭の回転も早く、「桑乃木」を改革して実家を見返してやろうという野心も持つ。
:タイトルの「青と」は京言葉で「青唐辛子」の事であり、彼の青臭い考え方に対して、いち日が作中で命名している。
:タイトルの「青と」は京言葉で「青唐辛子」の事であり、彼の青臭い考え方に対して、いち日が作中で命名している。
*;戸川(とがわ)
;戸川(とがわ)
:先代の父のから「桑乃木」で働く料理長。外国人が嫌いで、積極的に外国の客を受け入れようとする周と対立する。
:先代の父のころから「桑乃木」で働く料理長。外国人が嫌いで、積極的に外国の客を受け入れようとする周と対立する。
*;桑乃木ふた葉(くわのき ふたば)
;桑乃木ふた葉(くわのき ふたば)
:いち日の妹、連載開始時29才。周とのお見合いをきっかけに、実家の料理人の慎太郎と駆け落ちして家を出ていってしまう。
:いち日の妹、連載開始時29才。周とのお見合いをきっかけに、実家の料理人の慎太郎と駆け落ちして家を出ていってしまう。
*;丸川町子(まるかわ まちこ)
;丸川町子(まるかわ まちこ)
:いち日の父方の伯母。「桑乃木」を守るため、ふた葉失踪の後、周といち日の結婚を強引に進めた張本人。
:いち日の父方の伯母。「桑乃木」を守るため、ふた葉失踪の後、周といち日の結婚を強引に進めた張本人。


== 書誌情報 ==
=漫画=
* 磯谷友紀 『ながたんと青と-いちかの料理帖-』講談社〈KC Kiss〉、既刊7巻(2021年10月13日現在)
*# 2018年7月13日発売、{{ISBN2|978-4-06-512160-3}}
*# 2018年12月13日発売、{{ISBN2|978-4-06-513901-1}}
*# 2019年7月12日発売、{{ISBN2|978-4-06-516253-8}}
*# 2020年2月13日発売、{{ISBN2|978-4-06-518622-0}}
*# 2020年9月11日発売、{{ISBN2|978-4-06-520751-2}}
*# 2021年3月12日発売、{{ISBN2|978-4-06-522783-1}}
*# 2021年10月13日発売、{{ISBN2|978-4-06-525691-6}}


== 出典 ==
*ながたんと青と-いちかの料理帖-(1) 発売日:2018/7/13 ISBN-13:‎ 978-4065121603
*ながたんと青と-いちかの料理帖-(2) 発売日:2018/12/13 ISBN-13: ‎ 978-4065139011
*ながたんと青と-いちかの料理帖-(3) 発売日:2019/7/12 ISBN-13: ‎ 978-4065162538
*ながたんと青と-いちかの料理帖-(4) 発売日:2020/2/13 ISBN-13: ‎ 978-4065186220
*ながたんと青と-いちかの料理帖-(5) 発売日:2020/9/11 ‏ ISBN-13: ‎ 978-4065207512
*ながたんと青と-いちかの料理帖-(6) 発売日:2021/3/12 ‎ ISBN-13: ‎ 978-4065227831
*ながたんと青と-いちかの料理帖-(7) 発売日:2021/10/13 ISBN-13: ‎ 978-4065256916

= 出典 =
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= 外部リンク =
== 外部リンク ==
* [https://kisscomic.com/c/nagatan.html/ ながたんと青と-いちかの料理帖-] -Kiss紹介ページ
* [https://kisscomic.com/c/nagatan.html/ ながたんと青と-いちかの料理帖-] -Kiss紹介ページ
* [https://comic-days.com/volume/10834108156631771717 ながたんと青と-いちかの料理帖-] -[[コミックDAYS]]
* [https://comic-days.com/volume/10834108156631771717 ながたんと青と-いちかの料理帖-] -[[コミックDAYS]]



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2021年12月1日 (水) 11:11時点における版

ながたんと青と-いちかの料理帖-
ジャンル 戦後年の差婚料理漫画
漫画
作者 磯谷友紀
出版社 日本の旗講談社
掲載誌 Kiss
発表号 2017年12月号 -
巻数 既刊7巻(2021年11月13日現在)
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画
ポータル 漫画

ながたんと青と-いちかの料理帖-』(ながたんとあおと いちかのりょうりちょう)は、磯谷友紀による戦後を舞台にした恋愛料理漫画。『Kiss』(講談社)にて、2017年12月号から連載中。[1]

年の差婚を題材にした恋愛作品でありながら、作中の端々に料理の作り方が挟まれており料理漫画としても成立しており、老舗料亭を舞台に繰り広げる物語は「まるで朝ドラ!」という評価もある[2]

あらすじ=

時は戦後の1951年(昭和26年)。京都の東山にある老舗料亭の長女「桑乃木いち日」は34才。戦争で前の旦那と死別後、実家を継がず近所のホテルの厨房で前菜係の料理人として働いていた。そんなある日、妹の「ふた葉」に大阪でホテルを経営する山口家の次男との縁談話が持ち上がる。

しかし当日の見合いに現れたのは次男ではなく三男の「周」で、しかもまだ19歳で学生。彼の青臭く生意気な態度に、いち日は不躾な態度を取ってしまう。お見合いは破談かと思われたその直後、ふた葉は書き置きを残し店の料理人と駆け落ちし家を出ていってしまう。

その後伯母の思いつきと周本人の思惑で、いち日が代わりに彼を婿として受け入れることになる。お互い好きな人はいるが、それでも構わないという条件で。かくして15歳差の、年の差夫婦の運命や如何に。

登場人物

桑乃木いち日(くわのき いちか)
京都の老舗料亭「桑乃木」の長女、連載開始時34才。前の旦那は戦争で亡くなりそれをきっかけに家を出てホテルの料理人として働いていたが、妹の代わりに15才年下の山口周と再婚、その後実家の料理人として復帰することになる。料理の腕は確かだが、女性が洋食のコックをすることに引け目を感じるなど、やや保守的な考えかたの持ち主で、しばしば夫の周と意見が対立する。
タイトルにある「ながたん」は京言葉で「包丁」の事で、いち日の事を指すと思われる(作中でも前の旦那が出兵前に、いち日に包丁を送るエピソードがある)
山口周(やまぐち あまね)
いち日の夫。大阪でホテルを経営する山口家の三男で連載開始時は19才の大学生。「桑乃木」の見た目や中身の古さを批判する一方で、先進的なアイデアの持ち主であり頭の回転も早く、「桑乃木」を改革して実家を見返してやろうという野心も持つ。
タイトルの「青と」は京言葉で「青唐辛子」の事であり、彼の青臭い考え方に対して、いち日が作中で命名している。
戸川(とがわ)
先代の父のころから「桑乃木」で働く料理長。外国人が嫌いで、積極的に外国の客を受け入れようとする周と対立する。
桑乃木ふた葉(くわのき ふたば)
いち日の妹、連載開始時29才。周とのお見合いをきっかけに、実家の料理人の慎太郎と駆け落ちして家を出ていってしまう。
丸川町子(まるかわ まちこ)
いち日の父方の伯母。「桑乃木」を守るため、ふた葉失踪の後、周といち日の結婚を強引に進めた張本人。

書誌情報

  • 磯谷友紀 『ながたんと青と-いちかの料理帖-』講談社〈KC Kiss〉、既刊7巻(2021年10月13日現在)
    1. 2018年7月13日発売、ISBN 978-4-06-512160-3
    2. 2018年12月13日発売、ISBN 978-4-06-513901-1
    3. 2019年7月12日発売、ISBN 978-4-06-516253-8
    4. 2020年2月13日発売、ISBN 978-4-06-518622-0
    5. 2020年9月11日発売、ISBN 978-4-06-520751-2
    6. 2021年3月12日発売、ISBN 978-4-06-522783-1
    7. 2021年10月13日発売、ISBN 978-4-06-525691-6

出典

外部リンク