「ユニファ (愛知県)」の版間の差分
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| 社名 = ユニファ株式会社 |
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'''ユニファ株式会社'''は、[[日本]]の東京都千代田区に本社を置くChildcare-Tech領域のスタートアップである。 |
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代表を務める土岐泰之は、かつては大手商社やコンサルティング会社に勤めていたが、家族と過ごす時間を優先するために、自身のキャリアを捨て愛知県豊田市に移り住んだ。主夫として仕事と子育てに励む中で、共働き世帯の子育ての大変さや孤独感を実感。自分にとって最も大切なものは家族であると気づき、「家族の幸せ」を起業のテーマとして、20213年にユニファを創業した。 当時、子どもを保育施設に預けていた土岐は、保育施設で過ごす子ども達の日常の写真が1枚でもあれば、家族のコミュニケーションを豊かにできるのではないかと考え、「ルクミーフォト」事業を始めた。姉が保育士だったこともあり、ルクミーフォトの保育施設での活用を相談したことをきっかけに、保育者と保育施設が抱える深刻な課題に直面。特に、乳幼児のお昼寝(午睡)中の見守り業務は、精神的な負荷が高く、離職にもつながっていると知った土岐は、Iotを活用した乳幼児の見守りをサポートする「ルクミー午睡チェック」の開発へつながった。2019年には連絡帳アプリの「キッズリー」を買収し、フォトとヘルスケア領域だけでなくICTも加わり、保育施設向け支援が強化されていった。埼玉県との実証実験を開始したことにより、AIやIoTを活用し保育者の業務負担の削減と保育の質の向上を目指す「スマート保育園」構想がスタート。2020年からは「スマート保育園」のモデル園活動を開始し、全国からモデル園を募集。最終的に11施設をモデル園に選定し、「ルクミー」シリーズ活用による変化や成果について効果検証を行っている。モデル園の中には、導入前後で月間約65%の業務時間の削減につながった保育施設も出ている。 |
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== 主なサービス・ソリューション == |
== 主なサービス・ソリューション == |
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: ・ルクミー体温計:非接触型の体温計で検温でき、アプリによって自動で記録するサービス。 |
: ・ルクミー体温計:非接触型の体温計で検温でき、アプリによって自動で記録するサービス。 |
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; 「ルクミー みらい保育スクール」 |
; 「ルクミー みらい保育スクール」 |
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: 保育施設向けに保育の質の向上を目指すことを目的に開校された保育者向けの研修サービス。オンライン形式で、自園のなりたい姿を描き、何から取り組むべきかを明確にし、なりたい姿の実現に向けて伴走していく学びの場・コミュニティ。 |
: 保育施設向けに保育の質の向上を目指すことを目的に開校された保育者向けの研修サービス。オンライン形式で、自園のなりたい姿を描き、何から取り組むべきかを明確にし、なりたい姿の実現に向けて伴走していく学びの場・コミュニティ。 |
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:・ENDEAVOR アントレプレナー選出(2019年) |
:・ENDEAVOR アントレプレナー選出(2019年) |
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:・AWS Startup Architecture of the Year Japan (2020年) |
:・AWS Startup Architecture of the Year Japan (2020年) |
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;【国内】 |
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:・第2回 IoT Lab Selection グランプリ受賞(2016年) |
:・第2回 IoT Lab Selection グランプリ受賞(2016年) |
2021年7月17日 (土) 07:31時点における版
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒102-0071 東京都千代田区富士見1-8-19 住友不動産千代田富士見ビル 2F |
設立 | 2013年5月 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 8180301025753 |
代表者 | 土岐泰之 |
資本金 | 34億8,399万円(資本準備金含む)※2020年1月現在 |
従業員数 | 約200名(派遣スタッフ・パート等を含む)※2021年4月現在 |
主要株主 |
土岐泰之、海外機関投資家、Minerva Growth Partners、MPower Partners, Salesforce Ventures,第一生命保険株式会社,凸版印刷,エムスリー,ジャフコ, |
外部リンク | ユニファ株式会社 |
ユニファ株式会社は、日本の東京都千代田区に本社を置くChildcare-Tech領域のスタートアップである。
代表を務める土岐泰之は、かつては大手商社やコンサルティング会社に勤めていたが、家族と過ごす時間を優先するために、自身のキャリアを捨て愛知県豊田市に移り住んだ。主夫として仕事と子育てに励む中で、共働き世帯の子育ての大変さや孤独感を実感。自分にとって最も大切なものは家族であると気づき、「家族の幸せ」を起業のテーマとして、20213年にユニファを創業した。 当時、子どもを保育施設に預けていた土岐は、保育施設で過ごす子ども達の日常の写真が1枚でもあれば、家族のコミュニケーションを豊かにできるのではないかと考え、「ルクミーフォト」事業を始めた。姉が保育士だったこともあり、ルクミーフォトの保育施設での活用を相談したことをきっかけに、保育者と保育施設が抱える深刻な課題に直面。特に、乳幼児のお昼寝(午睡)中の見守り業務は、精神的な負荷が高く、離職にもつながっていると知った土岐は、Iotを活用した乳幼児の見守りをサポートする「ルクミー午睡チェック」の開発へつながった。2019年には連絡帳アプリの「キッズリー」を買収し、フォトとヘルスケア領域だけでなくICTも加わり、保育施設向け支援が強化されていった。埼玉県との実証実験を開始したことにより、AIやIoTを活用し保育者の業務負担の削減と保育の質の向上を目指す「スマート保育園」構想がスタート。2020年からは「スマート保育園」のモデル園活動を開始し、全国からモデル園を募集。最終的に11施設をモデル園に選定し、「ルクミー」シリーズ活用による変化や成果について効果検証を行っている。モデル園の中には、導入前後で月間約65%の業務時間の削減につながった保育施設も出ている。
主なサービス・ソリューション
- 「ルクミー」
- AIやIoTを活用し、保育関連業務をDX(デジタル・トランスフォーメーション)することで業務負荷を大幅に削減し、保育者の心と時間のゆとりを創出し、保育者にとって重要である子ども達との関わりを増やし、保育の質の向上を目指す保育・子育て支援サービスである。現在シリーズで12のサービスがある。
- 導入実績は、累計で11,000以上、33ヶ所以上の地方自治体へ導入されている。
- (a)記録・確認業務の負担軽減
- ・ルクミークラスボード:クラス運営に必要なさまざまな情報を一元管理できるサービス。連絡帳と登降園と連携することで、体温・排便・睡眠・食事の記録、お迎え予定等が記録されます。
- ・ルクミー連絡帳:保育施設と保護者の連絡をスムーズにするツールサービス。体温や食事等の記録はクラスボードから自動で転記します。
- ・ルクミーおたより:保育施設からのおたより・お知らせを保護者へ確実にスピーディに一斉送信できるサービス。
- ・ルクミー帳票管理:指導計画や保育日誌などを監査対応した形でデータ化し、管理できるサービス。
- (b)写真を使った保育の振り返り
- ・ルクミーフォト:専用アプリで撮影すると、写真のアップロードやクラス分け、販売、決済、プリントまで自動化される写真販売サービス。
- ・ルクミードキュメンテーション:ルクミーフォトと連携し、保育の振り返りを手間なく行えるサービス。
- (c)健康管理
- ・ルクミー午睡チェック:午睡センサーで乳幼児のお昼寝(午睡)中の体の向きをチェックし、アプリによって自動で記録するサービス。
- ・ルクミー体温計:非接触型の体温計で検温でき、アプリによって自動で記録するサービス。
- 「ルクミー みらい保育スクール」
- 保育施設向けに保育の質の向上を目指すことを目的に開校された保育者向けの研修サービス。オンライン形式で、自園のなりたい姿を描き、何から取り組むべきかを明確にし、なりたい姿の実現に向けて伴走していく学びの場・コミュニティ。
アワード等受賞歴
- 【海外】
- ・STARTUP WORLD CUP 2017 優勝(2017年)
- ・ENDEAVOR アントレプレナー選出(2019年)
- ・AWS Startup Architecture of the Year Japan (2020年)
- 【国内】
- ・第2回 IoT Lab Selection グランプリ受賞(2016年)
- ・グッドデザイン賞 ルクミー午睡チェック(2018年)
- ・ディープラーニング ビジネス活用アワード 特別賞受賞(2019年)
- ・デロイトトーマツ 日本テクノロジー Fast 50 受賞(2019年)
- ・Extreme Tech Challenge 日本代表(2021年)