「友人との自画像」の版間の差分

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2021年5月19日 (水) 09:11時点における版

『友人との自画像 (二人の肖像)』
作者ラファエロ・サンティ
製作年1518–1520年
寸法99 cm × 83 cm (39 in × 33 in)
所蔵ルーヴル美術館、パリ

『友人との自画像』（ゆうじんとのじがぞう、伊: Autoritratto con un amico) は、イタリアのルネサンス期の画家ラファエロ・サンティによる絵画である。1518-1520年の制作であり[1] 、フランス、パリのルーブル美術館に所蔵されている。左の人物が実際にラファエロの自画像であるかどうかは定かではないが、 16世紀の版画ですでにそう認識されていた。

歴史

ラファエロの前方に描かれている男の身元は、特定化されていない。男は剣の柄を持っているので、伝統的にフェンシングの師匠として認識されていた。現代の美術史家は男をラファエロの親友[2]、またはおそらく弟子の一人であるポリドーロ・ダ・カラヴァッジョかジュリオ・ロマーノと見なしている。候補の一人は、ジョヴァンニ・バッティスタ・ブランコニオである。ラファエロは、ブランコニオのために、ローマのボルゴ地区にあり、現在は破壊されているブランコニオ宮殿を設計したのである。描かれている男の他の候補として、ピエトロ・アレティーノ、バルダッサーレ・ペルッツィ、アントニオ・ダ・サンガッロ・イル・ジョーヴァネ、イル・ポルデノーネやポントルモなど他の画家が含まれるが、これらの仮説は他の肖像画によって否定されている。

絵画のかなりの部分は、ラファエロの弟子の一人によって制作されたようである[3]。

絵画はフランスのフランソワ1世が所有し、過去にはセバスティアーノ・デル・ピオンボを含む他の芸術家に帰属されていた。

脚注

  1. ^ Thoenes, Christof, Raphael (2005) Ed. Taschen. pp. 6
  2. ^ Jones & Penny, 171
  3. ^ Salmi, Mario; Becherucci, Luisa; Marabottini, Alessandro; Tempesti, Anna Forlani; Marchini, Giuseppe; Becatti, Giovanni; Castagnoli, Ferdinando; Golzio, Vincenzo (1969). The Complete Work of Raphael. New York: Reynal and Co., William Morrow and Company. p. 197 

出典

  • De Vecchi, Pierluigi (1975). Raffaello. Milan: Rizzoli 

外部リンク

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