「破瓜」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
編集の要約なし
1行目: 1行目:
'''破瓜'''(はか)は、女子十六歳のこと。
'''破瓜'''(はか)


・女子十六歳のこと。
「瓜」字が「八」字を二つ合わせたように見えるところから[[漢詩文]]で用いられる表現。[[孫綽]]「碧玉歌」の「碧玉破瓜の時。郎は為に情顚倒す」などが古い用例である。
「瓜」字が「八」字を二つ合わせたように見えるところから[[漢詩文]]で用いられる表現。[[孫綽]]「碧玉歌」の「碧玉破瓜の時。郎は為に情顚倒す」などが古い用例である。


また上より転じて八の二乗で六十四歳を言う場合もある。
上より転じて八の二乗で六十四歳を言う場合もある。


俗に[[女性|女子]]が[[性交]]をはじめて体験すること指して用いることもあるが、誤用
[[女性|女子]]が[[性交]]をはじめて体験し、処女膜が損傷受けること。
「八」(女陰)に「凸」(男性器)が挿入される様を見立てている、瓜そのものが女性器としての暗喩を持つからなど、由来については諸説ある。
本来の意味からは離れた用法であるが、現代ではこちらの意味での使用が多くなっているためもはや一般化しているといえる。





2006年8月14日 (月) 15:49時点における版

破瓜(はか)

・女子十六歳のこと。 「瓜」字が「八」字を二つ合わせたように見えるところから漢詩文で用いられる表現。孫綽「碧玉歌」の「碧玉破瓜の時。郎は為に情顚倒す」などが古い用例である。

・上より転じて八の二乗で六十四歳を言う場合もある。

女子性交をはじめて体験し、処女膜が損傷を受けること。 「八」(女陰)に「凸」(男性器)が挿入される様を見立てている、瓜そのものが女性器としての暗喩を持つからなど、由来については諸説ある。 本来の意味からは離れた用法であるが、現代ではこちらの意味での使用が多くなっているためもはや一般化しているといえる。