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[[2006年]]の生誕250年には、モーツァルトの協奏曲の形式と演奏時間だけを模した現代音楽の作曲コンクール<ref>{{Cite web |url =https://www.openpr.de/news/96586/Japaner-gewinnt-Mozartfestival-Kompositionswettbewerb.html |title =Japaner-gewinnt-Mozartfestival-Kompositionswettbewerb |publisher =www.openpr.de |date = |accessdate =2018-12-11 }}</ref>が[[オーストリア]]、[[ザルツカンマーグート]]の「[[モーツァルト・フェスティバル]]」で開かれた。このコンクールで日本人が第1位を獲得し、[[フェルディナント・シュタイナー]]の独奏、[[ペーター・ヴェーゼン=アウアー]]指揮の[[シンフォニエッタ・ダ・カメラ・ザルツブルク]]によって初演された。 |
[[2006年]]の生誕250年には、モーツァルトの協奏曲の形式と演奏時間だけを模した現代音楽の作曲コンクール<ref>{{Cite web |url =https://www.openpr.de/news/96586/Japaner-gewinnt-Mozartfestival-Kompositionswettbewerb.html |title =Japaner-gewinnt-Mozartfestival-Kompositionswettbewerb |publisher =www.openpr.de |date = |accessdate =2018-12-11 }}</ref>が[[オーストリア]]、[[ザルツカンマーグート]]の「[[モーツァルト・フェスティバル]]」で開かれた。このコンクールで日本人が第1位を獲得し、[[フェルディナント・シュタイナー]]の独奏、[[ペーター・ヴェーゼン=アウアー]]指揮の[[シンフォニエッタ・ダ・カメラ・ザルツブルク]]によって初演された。 |
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音域は基音から4オクターブ自由に吹奏できるが、クラリネットやバスクラリネットほど演奏技巧を拡張した楽器ではないために、最高音域の演奏はやや苦しい。 |
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== 関連項目 == |
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2018年12月11日 (火) 03:26時点における版
バセット・クラリネット(英語:basset clarinet)は、クラリネット属の楽器の一種。「テナー・クラリネット」は俗称で誤りであるので注意。
概要
クラリネットとバセットホルンの中間ともいえる楽器で、A管クラリネットの低音域をバセットホルンの最低音である記音Bフラット(B-flat 2)まで拡張した楽器である。当然A管なので、実音の最低音はG2である。これで、モーツァルトが記譜した最低音G#2が演奏できるというしくみである。本来アルト・クラリネットはこの音域を楽に吹くはずなので復元は本来不要のはずである。しかし、ストレート管でモーツァルトの指示通りに吹きたいという奏者が後を絶たないために、モーツァルト没後200周年を記念して1991年に復元された。
2006年の生誕250年には、モーツァルトの協奏曲の形式と演奏時間だけを模した現代音楽の作曲コンクール[1]がオーストリア、ザルツカンマーグートの「モーツァルト・フェスティバル」で開かれた。このコンクールで日本人が第1位を獲得し、フェルディナント・シュタイナーの独奏、ペーター・ヴェーゼン=アウアー指揮のシンフォニエッタ・ダ・カメラ・ザルツブルクによって初演された。
特長
音域は基音から4オクターブ自由に吹奏できるが、クラリネットやバスクラリネットほど演奏技巧を拡張した楽器ではないために、最高音域の演奏はやや苦しい。
関連項目
参考文献
- The Basset Clarinet of Anton Stadler Pamela L. Poulin College Music Symposium Vol. 22, No. 2 (Fall, 1982), pp. 67-82
脚注
- ^ “Japaner-gewinnt-Mozartfestival-Kompositionswettbewerb”. www.openpr.de. 2018年12月11日閲覧。