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'''アポフェニア'''({{lang-en-short|apophenia}})とは、無作為あるいは無意味な情報の中から、規則性や[[関連性]]を見出す[[知覚|知覚作用]]のことである<ref>『マンガでわかる行動経済学』2014年、[[サイエンス・アイ新書]]、88頁。</ref>。1958年にドイツ人の心理学者[[クラウス・コンラッド]]が[[統合失調症]]の[[前駆症状]]を詳細に記述し、患者が最初に妄想を経験したという事実を反映するために、(ギリシャ語のapo [離れた場所] + phaenein)新語を作り出した |
'''アポフェニア'''({{lang-en-short|apophenia}})とは、無作為あるいは無意味な情報の中から、規則性や[[関連性]]を見出す[[知覚|知覚作用]]のことである<ref>『マンガでわかる行動経済学』2014年、[[サイエンス・アイ新書]]、88頁。</ref>。1958年にドイツ人の心理学者[[クラウス・コンラッド]]が[[統合失調症]]の[[前駆症状]]を詳細に記述し、患者が最初に妄想を経験したという事実を反映するために、(ギリシャ語のapo [離れた場所] + phaenein)新語を作り出した<ref>{{cite journal |last=Mishara |first=Aaron |title= Klaus Conrad (1905–1961): Delusional Mood, Psychosis and Beginning Schizophrenia. |year=2010 |journal=Schizophr Bull |volume=36 |number=1 |pages=9–13 |pmc=2800156 |pmid=19965934 |doi=10.1093/schbul/sbp144}}</ref>。 |
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ギャンブルなどのランダムな情報のパターンを模索する普遍的な傾向を暗示している。 |
ギャンブルなどのランダムな情報のパターンを模索する普遍的な傾向を暗示している。 |
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無作為な画像または音の一種を示す。一般的な例は、無生物の顔認識である。自動車のヘッドライトやグリルに笑顔を、月に人の顔や兎を人を |
無作為な画像または音の一種を示す。一般的な例は、無生物の顔認識である。自動車のヘッドライトやグリルに笑顔を、月に人の顔や兎を人を見出す<ref name="faces">{{cite news|url=https://www.nytimes.com/2007/02/13/health/psychology/13face.html|title=Facial Recognition – Brain – Faces, Faces Everywhere|publisher=New York Times|accessdate=3 July 2010 | first=Elizabeth | last=Svoboda | date=13 February 2007}}</ref> 。トーストや木の穀物に聖人の顔を認識する<ref>{{cite web|url=http://www.medical-answers.org/hd/index.php?t=Apophenia |archive-url=https://web.archive.org/web/20120322134729/http://www.medical-answers.org/hd/index.php?t=Apophenia |dead-url=yes |archive-date=2012-03-22 |title=Apophenia |publisher=Medical-answers.org |date= |accessdate=2011-06-29}}</ref>。 |
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ギャンブラーは、[[富くじ]]、[[カードゲーム]]、[[ルーレット]]の数字から傾向を見出す<ref>{{cite web|author=May 28, 2007 at 9:49 pm |url=http://waterstone.wordpress.com/2007/05/24/apophenia-illusory-correlation/ |title=Apophenia & Illusory Correlation « Paul Xavier Waterstone |publisher=Waterstone.wordpress.com |date=2007-05-24 |accessdate=2011-06-29}}</ref>。 |
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===隠された意味=== |
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2017年12月10日 (日) 00:29時点における版
アポフェニア(英: apophenia)とは、無作為あるいは無意味な情報の中から、規則性や関連性を見出す知覚作用のことである[1]。1958年にドイツ人の心理学者クラウス・コンラッドが統合失調症の前駆症状を詳細に記述し、患者が最初に妄想を経験したという事実を反映するために、(ギリシャ語のapo [離れた場所] + phaenein)新語を作り出した[2]。
ギャンブルなどのランダムな情報のパターンを模索する普遍的な傾向を暗示している。
例
パレイドリア
詳細は「パレイドリア」を参照
無作為な画像または音の一種を示す。一般的な例は、無生物の顔認識である。自動車のヘッドライトやグリルに笑顔を、月に人の顔や兎を人を見出す[3] 。トーストや木の穀物に聖人の顔を認識する[4]。
オーバーフィット
統計や機械学習では、過剰適合として知られる例である。統計モデルが信号ではなくノイズに適合する場合に発生し、一般化可能なパターンが母集団でなく特定のデータまたは観測結果に合致する。
ギャンブラーの誤謬
ギャンブラーの誤謬を参照
ギャンブラーは、富くじ、カードゲーム、ルーレットの数字から傾向を見出す[5]。
隠された意味
易断や占いは、大抵の人が意味のない偶然の出来事とみなすであろう目に見える分かりやすいパターンにしばしば基づく。
出典
- ^ 『マンガでわかる行動経済学』2014年、サイエンス・アイ新書、88頁。
- ^ Mishara, Aaron (2010). “Klaus Conrad (1905–1961): Delusional Mood, Psychosis and Beginning Schizophrenia.”. Schizophr Bull 36 (1): 9–13. doi:10.1093/schbul/sbp144. PMC 2800156. PMID 19965934 .
- ^ Svoboda, Elizabeth (2007年2月13日). “Facial Recognition – Brain – Faces, Faces Everywhere”. New York Times 2010年7月3日閲覧。
- ^ “Apophenia”. Medical-answers.org. 2012年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年6月29日閲覧。
- ^ May 28, 2007 at 9:49 pm (2007年5月24日). “Apophenia & Illusory Correlation « Paul Xavier Waterstone”. Waterstone.wordpress.com. 2011年6月29日閲覧。