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'''ヘモジデリン'''({{lang-en-short|hemosiderin}})は、[[ヘモグロビン]]由来の黄褐色あるいは褐色の顆粒状あるいは[[結晶]]様の[[色素]]であり[[鉄]]を含む。[[赤血球]]やヘモグロビンが[[網内系]]やその他の[[細胞]]により[[貪食]]され分解される過程で生じ、正常な状態でも[[脾臓]]や[[骨髄]]において認められる。[[ベルリンブルー]][[染色]]により青色に染まる。[[全身性ヘモジデローシス]]では全身の種々の臓器、組織にヘモジデリンが沈着する。 |
'''ヘモジデリン'''({{lang-en-short|hemosiderin}})は、[[ヘモグロビン]]由来の黄褐色あるいは褐色の顆粒状あるいは[[結晶]]様の[[色素]]であり[[鉄]]を含む。[[赤血球]]やヘモグロビンが[[網内系]]やその他の[[細胞]]により[[貪食]]され分解される過程で生じ、正常な状態でも[[脾臓]]や[[骨髄]]において認められる。[[ベルリンブルー]][[染色]]により青色に染まる。[[全身性ヘモジデローシス]]では全身の種々の臓器、組織にヘモジデリンが沈着する。 |
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鉄は[[肝臓]]、特に肝細胞内では二次[[リソゾーム]]に[[フェリチン]]またはその重合体として蓄積されている。貯蔵鉄が増えると、この二次リソゾームはヘモジデリンと呼ばれるようになる<ref>林 久男、「[http://doi.org/10.2957/kanzo.40.427 鉄の細胞毒性とC型慢性肝炎での役割]」、『肝臓』Vol. 40 (1999) No. 8 P 427-435</ref>。 |
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2016年8月29日 (月) 06:37時点における版
ヘモジデリン(英: hemosiderin)は、ヘモグロビン由来の黄褐色あるいは褐色の顆粒状あるいは結晶様の色素であり鉄を含む。赤血球やヘモグロビンが網内系やその他の細胞により貪食され分解される過程で生じ、正常な状態でも脾臓や骨髄において認められる。ベルリンブルー染色により青色に染まる。全身性ヘモジデローシスでは全身の種々の臓器、組織にヘモジデリンが沈着する。
鉄は肝臓、特に肝細胞内では二次リソゾームにフェリチンまたはその重合体として蓄積されている。貯蔵鉄が増えると、この二次リソゾームはヘモジデリンと呼ばれるようになる[1]。
脚注
- ^ 林 久男、「鉄の細胞毒性とC型慢性肝炎での役割」、『肝臓』Vol. 40 (1999) No. 8 P 427-435
関連項目
参考文献
- 日本獣医病理学会編集 『動物病理学総論 第2版』 文永堂出版 2001年 ISBN 4830031832