「エリザベスカラー」の版間の差分

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河豚 (会話 | 投稿記録)
半円錐ではなく円錐台。そもそも半円錐とは
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[[Image:Cat with Elizabethan collar.jpg|right|thumb|200px|手術後、エリザベスカラーを付けた猫]]
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[[Image:Elizabeth1England.jpg|right|thumb|200px|襞襟を着用した[[エリザベス1世]]]]
[[Image:Elizabeth1England.jpg|right|thumb|200px|襞襟を着用した[[エリザベス1世]]]]
'''エリザベスカラー'''(Elizabethan collar)とは、[[手術]]、[[皮膚病]]、怪我などによる[[外傷]]を持った[[動物]]が、傷口をなめることで傷を悪化させることを防ぐ為の、[[半円錐]]形状の保護具である。呼称は、16世紀[[イギリス]]の[[エリザベス朝]]時代に衣服に用いられた[[襞襟]](写真下)から来ている。
'''エリザベスカラー'''(Elizabethan collar)とは、[[手術]]、[[皮膚病]]、怪我などによる[[外傷]]を持った[[動物]]が、傷口をなめることで傷を悪化させることを防ぐ為の、[[半円錐|円錐台]]形状の保護具である。呼称は、16世紀[[イギリス]]の[[エリザベス朝]]時代に衣服に用いられた[[襞襟]](写真下)から来ている。


一般に材質は[[プラスチック]]で、展開すると中心部を欠いた[[扇形]]になる。幅は、展開した状態での外周の半径の2/3程度が一般的である。また、動物の首にふれることになる内周部は、多くの場合[[樹脂]]等によってカバーされ、クッションの役割を果たす。[[ハンカチ]]等で代用することもある。
一般に材質は[[プラスチック]]で、展開すると中心部を欠いた[[扇形]]になる。幅は、展開した状態での外周の半径の2/3程度が一般的である。また、動物の首にふれることになる内周部は、多くの場合[[樹脂]]等によってカバーされ、クッションの役割を果たす。[[ハンカチ]]等で代用することもある。

2016年5月27日 (金) 06:50時点における版

手術後、エリザベスカラーを付けた猫
襞襟を着用したエリザベス1世

エリザベスカラー(Elizabethan collar)とは、手術皮膚病、怪我などによる外傷を持った動物が、傷口をなめることで傷を悪化させることを防ぐ為の、円錐台形状の保護具である。呼称は、16世紀イギリスエリザベス朝時代に衣服に用いられた襞襟(写真下)から来ている。

一般に材質はプラスチックで、展開すると中心部を欠いた扇形になる。幅は、展開した状態での外周の半径の2/3程度が一般的である。また、動物の首にふれることになる内周部は、多くの場合樹脂等によってカバーされ、クッションの役割を果たす。ハンカチ等で代用することもある。

1960年代にエドワード・J・シリングによって考案された。