「ジャネーの法則」の版間の差分
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若者は(時間・年・月・日)はゆっくりと進み、1日、1週間、1ヶ月、1年が長く、それに比べて、老人になると時の流れは相当早くなっているようになる。1日、1週間、1ヶ月、1年があっという間に過ぎてしまい、月日の過ぎるのがなんと早いかと、寂しく感じさせられる。 |
若者は(時間・年・月・日)はゆっくりと進み、1日、1週間、1ヶ月、1年が長く、それに比べて、老人になると時の流れは相当早くなっているようになる。1日、1週間、1ヶ月、1年があっという間に過ぎてしまい、月日の過ぎるのがなんと早いかと、寂しく感じさせられる。 |
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2015年5月11日 (月) 01:21時点における版
ジャネーの法則(ジャネーのほうそく)は、19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、甥の心理学者・ピエール・ジャネの著書[1]において紹介された[2]法則。主観的に記憶される年月の長さは若者にはより長く、老人者にはより短く評価されるという現象を心理学的に説明した。
簡単に言えば生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する(年齢に反比例する)。
若者は(時間・年・月・日)はゆっくりと進み、1日、1週間、1ヶ月、1年が長く、それに比べて、老人になると時の流れは相当早くなっているようになる。1日、1週間、1ヶ月、1年があっという間に過ぎてしまい、月日の過ぎるのがなんと早いかと、寂しく感じさせられる。
例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当する。よって、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになる。
関連項目
外部リンク
脚注
- ^ Pierre Janet, L’évolution de la mémoire et de la notion du temps, A. Chahine, 1928, p.515
- ^ なお、ポールの説は時間観念に関する諸説の一つとして批判的に紹介されている。