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'''経験則''' (けいけんそく、独 Erfahrungssats<ref name="b">ブリタニカ百科事典【経験則】</ref>, 英 ''empirical rule''<ref>[http://encyclopedia2.thefreedictionary.com/empirical+rule empirical rule]</ref>) とは、[[経験]]的[[事実]]にもとづいて得られた[[法則]]のこと。
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2014年9月7日 (日) 10:18時点における版

経験則 (けいけんそく、独 Erfahrungssatz[1], 英 empirical rule[2]) とは、経験事実にもとづいて得られた法則のこと。

天気に関する経験則をことわざにしたものを天気俚諺(てんきりげん)と言う。 村上雅房(瀬戸内海の水軍の頭領)は康正2年(1456年)に出した『船行要術』において天気に関する経験則を30ほど挙げた。

経験則は裁判官が証拠を用いて事実を認定するには不可欠の手段となっている[1]

経験則というのは、状況が普段とあまりに変わると無効になってしまうことはある。

経験則の数値化やシステムへの取り込み

ベイズ統計は、"柔軟"に対応する事前確率を使うことで、“あいまい”と言われることのある人間の経験則や感性を取り込み、現実で使える情報を導き出す[7]

関連項目


脚注

  1. ^ a b ブリタニカ百科事典【経験則】
  2. ^ empirical rule
  3. ^ 日本コミュニケーション学会『現代日本のコミュニケーション研究』三修社、2011
  4. ^ 藤原 勝夫『運動・認知機能改善へのアプローチ―子どもと高齢者の健康・体力・脳科学』市村出版、2008。p.61
  5. ^ 東京海上リスクコンサルティング『図解入門ビジネス 最新 リスクマネジメントがよーくわかる本―トップカンパニーが教える「危機管理学」入門』秀和システム、2004 p.259
  6. ^ 高見 幸二 , 土田 誠 「抵抗溶接CAEを用いた電気接点の熱解析 : (1)モデリングと加熱条件(トライボロジ,一般)」電子情報通信学会技術研究報告、2012-10
  7. ^ 涌井良幸『道具としてのベイズ統計』2009

関連項目

関連文献

  • Webデザイン・フォーラム 10人のプロが教える原則と経験則
  • 伊豫部将三『設計の経験則101』日刊工業新聞社、1997