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[[Image:033-vamana.jpg|thumb|right|200px|椅子に座るのがマハーバリ。左が乞食の少年として紫の皮膚の姿でマハーバリ王に尋ねるヴァーマナ(ヴィシュヌ)椅子の後ろにいるのがシュクラ]]
[[Image:033-vamana.jpg|thumb|right|200px|椅子に座るのがマハーバリ。左が乞食の少年として紫の皮膚の姿でマハーバリ王に尋ねるヴァーマナ(ヴィシュヌ)]]
[[File:Sukracarya advises his daughter Aruja to remain beside the lake near his hermitage while a dust storm devastates the accursed kingdom of Danda.jpg|180px|right|thumb|シュクラ(右)とシュクラの娘(左)]]
[[File:Shukra graha.JPG|180px|right|thumb|シュクラ]]
[[File:Shukradeva.jpg|180px|right|thumb|シュクラ]]
[[File:Shukradeva.jpg|180px|right|thumb|シュクラ]]
'''シュクラ'''(Shukra)または'''スクラチャリヤ'''(Sukracharya)とはインドにおける神のことである。意味は純粋、清浄、白という意味である。シュクラは金曜と金星をつかさどる役目を持つ。[[ブリグ族]]出身にして[[リシ]](聖賢)[[ブリグ]]の。シュクラはアスラグルとも呼ばれアスラたちを教導する役目も持つ。このためシュクラは偉大なるアスラの王マハーバリに従事したこともある。九曜では「戌羯羅」である。九曜では西方大白星でもある。仏教では頭上に酉の冠を載せ、白練衣を着、弦を弾く姿である。
'''シュクラ'''(Shukra)または'''スクラチャリヤ'''(Sukracharya)とはインドにおける神のことである。意味は純粋、清浄、白という意味である。シュクラは金曜と金星をつかさどる役目を持つ。[[ブリグ族]]出身にして[[リシ]](聖賢)[[ブリグ]]の息子<ref>シュクラはウシャス=シュクラ(Ushanas Shukra)として女神[[ウシャス]]と同一視されることもあるが、本記事ではシュクラは男とする。</ref>。シュクラはアスラグルとも呼ばれアスラたちを教導する役目も持つ。このためシュクラは偉大なるアスラの王マハーバリに従事したこともある。九曜では「戌羯羅」である。九曜では西方大白星でもある。仏教では頭上に酉の冠を載せ、白練衣を着、弦を弾く姿である。


== 真言 ==
== 真言 ==
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 唵 吠尾毘 娑婆訶 唵 戌羯羅 誐駄嚩囉羅 邏惹野 室哩迦 娑嚩賀 <オン ベイビビ ソワカ オン シュカラ ギャダバラバラ ラジャヤ シリカ ソワカ>(「新編 仏像図鑑 上」p.136より)
 唵 吠尾毘 娑婆訶 唵 戌羯羅 誐駄嚩囉羅 邏惹野 室哩迦 娑嚩賀 <オン ベイビビ ソワカ オン シュカラ ギャダバラバラ ラジャヤ シリカ ソワカ>(「新編 仏像図鑑 上」p.136より)
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== 脚注 ==
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== 参考文献 ==
== 参考文献 ==

2014年5月3日 (土) 03:33時点における版

椅子に座るのがマハーバリ。左が乞食の少年として紫の皮膚の姿でマハーバリ王に尋ねるヴァーマナ(ヴィシュヌ)
シュクラ(右)とシュクラの娘(左)
シュクラ

シュクラ(Shukra)またはスクラチャリヤ(Sukracharya)とはインドにおける神のことである。意味は純粋、清浄、白という意味である。シュクラは金曜と金星をつかさどる役目を持つ。ブリグ族出身にしてリシ(聖賢)ブリグの息子[1]。シュクラはアスラグルとも呼ばれアスラたちを教導する役目も持つ。このためシュクラは偉大なるアスラの王マハーバリに従事したこともある。九曜では「戌羯羅」である。九曜では西方大白星でもある。仏教では頭上に酉の冠を載せ、白練衣を着、弦を弾く姿である。

真言

帰名

 唵 吠尾毘 娑婆訶 唵 戌羯羅 誐駄嚩囉羅 邏惹野 室哩迦 娑嚩賀 <オン ベイビビ ソワカ オン シュカラ ギャダバラバラ ラジャヤ シリカ ソワカ>(「新編 仏像図鑑 上」p.136より)

脚注

  1. ^ シュクラはウシャス=シュクラ(Ushanas Shukra)として女神ウシャスと同一視されることもあるが、本記事ではシュクラは男とする。

参考文献

  • 国訳秘密儀軌編纂局 「新編 仏像図鑑 上」国書刊行会,1991,p136.

関連項目