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== 主な基本HTTP機能と特徴 ==
==機能と特徴==
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=== 主な基本HTTP機能 ===
* 10000以上の同時コネクションを処理する能力
* 10000以上の同時コネクションを処理する能力
* 静的ファイル・インデックスファイルの処理、自動インデクシング
* 静的ファイル・インデックスファイルの処理、自動インデクシング
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* [[Server Side Includes]]サポート
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== メールプロキシ機能 ==
=== メールプロキシ機能 ===
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* [[STARTTLS]]サポート
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* SSL/TLSサポート
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== その他の機能 ==
=== その他の機能 ===


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2013年5月24日 (金) 00:04時点における版

nginx
作者 Igor Sysoev
開発元 NGINX, Inc.
初版 2004年10月4日 (19年前) (2004-10-04)
最新版 1.25.3[1] - 2023年10月24日 (6か月前) (2023-10-24) [±]
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C言語
対応OS Unix系Microsoft Windows
種別 Webサーバリバースプロキシ
ライセンス BSDライク
公式サイト www.nginx.org
テンプレートを表示

nginx(発音は「Engine-X」)は、オープンソースのWebサーバであり、HTTP, SMTP, POP3, IMAPリバースプロキシとしても機能する。高い並行性と処理性能、メモリ使用量の小ささに重点を置いて開発されている。BSD-likeライセンスでリリースされている。

Unix系OS、LinuxBSD系OS、Mac OS XSolarisAIXHP-UXMicrosoft Windowsで動作する。

概要

Nginxは、静的コンテンツを配信する機能に加えて、各種のウェブアプリケーション用インターフェース(FastCGI, uWSGI, Phusion Passengerなど)にも標準で対応しているので、動的なHTTPコンテンツをデプロイすることもできる。ソフトウェアロードバランサとして使用することもできる。[2]

Apache HTTP Serverがリクエストの処理にデフォルトでスレッドプロセス指向のアプローチを用いている一方で、Nginxは非同期イベント駆動アプローチを用いている。イベント駆動によるアプローチは、高負荷下において、より予測可能なパフォーマンスを提供する。[3]

利用状況

nginx は当初、Ramblerが運営する各種ウェブサイトのニーズを満たすために開発された。2008年9月の時点で、nginxはこれらのサイトで1日に5億のリクエストを処理していた。[4]

ネットクラフトの2012年12月の調査[5]によれば、nginxは、全ドメインの中で3番目に多く使われている(12.07%)Webサーバであり、全アクティブサイトの中で2番目に多く使われている(11.83%)Webサーバである。

BuiltWithによると、上位1万Webサイトの18%で使われており、上位1万、10万、100万の区分において成長を続けている。[6]

OpenBSDは、リリース5.2(2012年11月)より、ベースシステムにnginxを取り入れた。これは、OpenBSDが提供するApache1.3のフォークを代替するものとして提供され、最終的にそれを置き換えることが意図されている。[7]

Wikipediaは、SSL終端プロキシとしてNginxを使用している。[8]

機能と特徴

主な基本HTTP機能

  • 10000以上の同時コネクションを処理する能力
  • 静的ファイル・インデックスファイルの処理、自動インデクシング
  • 名前ベースおよびIPアドレスベースの仮想サーバ
  • FastCGI, uWSGI, SCGI サポート(キャッシュ機能あり)
  • リバースプロキシ(キャッシュ機能あり)
  • 負荷分散(ロードバランサ)
  • SSL/TLS (with SNI、OCSP stapling) サポート
  • フォールトトレラント性
  • IPv6サポート
  • gzip圧縮、事前gzip圧縮
  • URL Rewrite
  • 同時コネクション数や頻繁なコネクションの制限
  • 帯域制限
  • IPアドレスベースの地理位置情報 (geolocation)
  • WebSocket および HTTP/1.1 Upgradeヘッダ[9]
  • FLV, MP4ストリーミング
  • Webページアクセス認証
  • カスタマイズ可能なログ機能
  • SPDYプロトコルサポート
  • WebDAVサポート
  • XSLTサポート
  • Server Side Includesサポート

メールプロキシ機能

その他の機能

  • 動作中にコネクションロスなく実行ファイルの更新および設定の変更ができる[10]
  • モジュールベースのアーキテクチャ[11]

関連項目

脚注・出典

  1. ^ Changes with nginx 1.25.3”. 2024年1月3日閲覧。
  2. ^ Use Nginx for Proxy Services and Software Load Balancing, May 11th, 2010, by Sam Kleinman, Linode Library
  3. ^ Basic Nginx Configuration by Sam Kleinman; August 21, 2010.
  4. ^ "Nginx: the High-Performance Web Server and Reverse Proxy" (Document). Linux Journal. 1 September 2008. {{cite document}}: 不明な引数|accessdate=は無視されます。 (説明); 不明な引数|url=は無視されます。 (説明)
  5. ^ June 2012 Web Server Survey” (2012年12月4日). 2012年12月17日閲覧。
  6. ^ nginx Usage Statistics” (2012年7月6日). 2012年7月9日閲覧。
  7. ^ OpenBSD Upgrade Guide: 5.1 to 5.2, 2012/11/06 15:00:27 sthen
  8. ^ Wikitech: HTTPS”. Wikitech.wikimedia.org (2011年10月3日). 2011年12月3日閲覧。
  9. ^ Proxy: support for connection upgrade (101 Switching Protocols).”. trac.nginx.org (2013年2月19日). 2013年2月21日閲覧。
  10. ^ Official documentation: Controlling nginx”. Nginx.org. 2011年12月3日閲覧。
  11. ^ Third party modules”. Nginx Wiki. 2012年9月13日閲覧。

外部リンク