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2013年4月14日 (日) 07:12時点における版
単体(たんたい、simple substance)とは、単一の元素からできている純物質のことである。水素 (H2)、酸素 (O2) などの等核二原子分子や、ナトリウム (Na)、金 (Au) などの純金属が含まれる。これに対して、水 (H2O) など2種類以上の元素からできている純物質は化合物という。
酸素 (O2) とオゾン (O3)、あるいは赤リンと黄リンのように、同じ元素からできた単体であっても、異なる性質を示す場合がある。このような単体同士の関係を同素体という。たとえば、ダイヤモンドとグラファイトを混ぜ合わせた物質は、単一の炭素原子からできているが、密度・融点・沸点などの物理的性質が一定にさだまらないので純物質ではなく(したがって単体でもなく)、2種類の単体(炭素の同素体)の混合物である。