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**斜面設定:中~急の適合斜面
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*合否基準:5種目で325点以上を合格とする
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*実践種目講習テスト(講習の中で[[スキー公認検定員|検定員]]が行う)
*実践種目講習テスト(講習の中で[[スキー公認検定員|検定員]]が行う)
**種目:カービング要素のターン
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**斜面設定:中~急の適合斜面
**斜面設定:中~急の適合斜面
*合否基準:5種目で350点以上を合格とする
*合否基準:5種目で350点以上を合格とする

=== 1996~1999年 ===
=== 1996~1999年 ===
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==== 2級 ====

2012年8月19日 (日) 11:44時点における版

スキーバッジテスト
実施国 日本の旗 日本
資格種類 民間資格
認定団体 全日本スキー連盟
公式サイト [1]
ウィキプロジェクト ウィキプロジェクト 資格
ウィキポータル ウィキポータル 資格
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スキーバッジテストとは、全日本スキー連盟(通称:SAJ)が定めるアルペンスキーの技能テストである。合格すると認定バッジがもらえることから通称バッジテスト(バッヂテスト)と呼ばれる。

各都道府県スキー連盟が主管で、加盟するスキー学校、スキークラブで行われる。それぞれのテストに応じて6~1種目があり、公認検定員がジャッジする。通常スキー学校の検定会では2級以上のテストが実施され、3級以下のテストはスキー学校の講習中に行われる。

指導者を認定するスキー指導者検定の準指導員検定、公認スキーパトロール検定を受検するには級別テスト1級を取得していなければならない。

テストの種類

級別テスト
5級から1級まで
プライズテスト
テクニカルプライズ、クラウンプライズ
ジュニアテスト
6級から1級まで
中学生以下を対象

テストの内容

級別テスト

5級

  • 種目:大回りターン
  • 内容:初級コースを降りてくることができる
  • 評価方法:講師(公認検定員)は、講習を通して評価する
  • 合否基準:100点満点中50点以上を合格とする
  • 受験資格:小学生以上

※種目:フリー滑降は2010年の改正により削除

4級

  • 種目:大回りターンの連続
  • 内容:初~中級コースで大回りの連続ターンができる
  • 評価方法:講師(公認検定員)は、講習を通して評価する
  • 合否基準:100点満点中55点以上を合格とする
  • 受験資格:小学生以上

※種目:フリー滑降(連続ターン) は2010年の改正により削除

3級

  • 種目:
大回りターンの連続(整地)/中斜面
小回りターンの連続(整地)/中斜面
  • 内容:中級コースで大回りと小回りの連続ターンができる
  • 評価方法:講師(公認検定員)は、講習を通して評価する
  • 合否基準:1種目最大値100点×2種目で200点満点中120点以上(60%以上)を合格とする
  • 受験資格:小学生以上

※種目:フリー滑降/中斜面~中急斜面 は2010年の改正により削除

2級

  • 種目:
パラレルターン大まわり(ナチュラル)/中急斜面
パラレルターン小まわり(整地)/中~中急斜面
フリー滑降(ナチュラル)/総合斜面
  • 内容:斜面の条件状況に対応してテールコントロール・トップ&テールコントロール・トップコントロールを選択して滑る
  • 評価方法:講師(公認検定員)は、講習を通して評価する。
    • ターン運動の構成(ポジショニング、エッジング)
    • 斜面状況への適応度(スピードと回転弧のコントロール)
    • 運動の質的内容(バランス、リズム、タイミング)
  • 合否基準:1種目最大値100点×3種目で300点満点中195点以上(65%以上)を合格とする。
  • 受験資格:中学生以上、若しくはジュニアテストの1級及び2級取得者

※1 種目:パラレルターン中まわり(整地)/中~中急斜面 は2010年の改正により削除
※2 評価方法:講習内検定方式に2010年の改正で変更

2級申告認定

2010年の試験制度改正まで全日本スキー連盟登録会員は、自己申告によって2級の申告認定を受けることができたが、現在は廃止されている。

1級

  • 種目:
パラレルターン大回り(ナチュラル)/急斜面
パラレルターン小回り(ナチュラル)/急斜面
パラレルターン小回り(不整地)/中急~急斜面
フリー滑降(ナチュラル)/総合斜面
  • 内容:斜面の条件状況に対応してテールコントロール・トップ&テールコントロール・トップコントロールを選択して滑る
  • 評価方法:公認検定員3名で以下の点を評価する
    • ターン運動の構成(ポジショニング、エッジング)
    • 斜面状況への適応度(スピードと回転弧のコントロール)
    • 運動の質的内容(バランス、リズム、タイミング)
  • 合否基準:点数は公認検定員3名の平均値(小数点第1位を四捨五入)とし、1種目最大値100点×4種目で400点満点中280点以上(70%以上)を合格とする
  • 受験資格:中学生以上で2級取得者、若しくはジュニアテストの1級及び2級取得者
なお、受検者は1単位2時間以上の事前講習が義務付けられている(1度の受講でシーズン中有効)

※1 種目:パラレルターン大回り(ナチュラル)/中急~急斜面 は2011年の改正により削除
※2 種目:パラレルターン中まわり(整地)/中斜面 は2010年の改正により削除

プライズテスト

テクニカルプライズ

  • 種目:
パラレルターン大まわり(ナチュラルバーン)/急斜面
パラレルターン大まわり(不整地)/急斜面
パラレルターン小まわり(ナチュラルバーン)/急斜面
パラレルターン小まわり(不整地)/急斜面
フリー滑降/総合斜面
  • 内容:斜面の条件状況に対応してテールコントロール・トップ&テールコントロール・トップコントロールを選択して滑る
  • 評価方法:公認検定員3名で以下の点を評価する
    • ターン運動の構成(ポジショニング、エッジング)
    • 斜面状況への適応度(スピードと回転弧のコントロール)
    • 運動の質的内容(バランス、リズム、タイミング)
  • 合否基準:点数は公認検定員3名の平均値(小数点第1位を四捨五入)とし、1種目最大値100点×5種目で500点満点中375点以上(75%以上)を合格とする
  • 受験資格:16歳以上で1級取得者
なお、受検者は2単位4時間以上の事前講習が義務付けられている(1度の受講でシーズン中有効)
パラレルターン中まわり(整地)/中急斜面は平成21年度の改訂により09-10シーズンより廃止された。

クラウンプライズ

  • 種目:
パラレルターン大まわり(ナチュラルバーン)/急斜面
パラレルターン大まわり(不整地)/急斜面
パラレルターン小まわり(ナチュラルバーン)/急斜面
パラレルターン小まわり(不整地)/急斜面
フリー滑降/総合斜面
  • 内容:斜面の条件状況に対応してテールコントロール・トップ&テールコントロール・トップコントロールを選択して滑る
  • 評価方法:公認検定員3名で以下の点を評価する
    • ターン運動の構成(ポジショニング、エッジング)
    • 斜面状況への適応度(スピードと回転弧のコントロール)
    • 運動の質的内容(バランス、リズム、タイミング)
  • 合否基準:点数は公認検定員3名の平均値(小数点第1位を四捨五入)とし、1種目最大値100点×5種目で500点満点中400点以上(80%以上)を合格とする
  • 受験資格:16歳以上でテクニカルプライズ取得者
なお、受検者は2単位4時間以上の事前講習が義務付けられている(1度の受講でシーズン中有効)
パラレルターン中まわり(整地)/中急斜面は、平成21年度09-10シーズンから廃止された。

ジュニアテスト

  • 受験資格:中学生以下
  • 合否判定:講習及びポールによる判定を行う。ポールは二走一採用とし、タイムにより合否の判定を行う。
1~3級のタイム計測は、電気計時を原則とする。やむを得ない場合は、2つの手動計時による平均値で算出する。
4~6級の計測は、2つの手動計時で行う。2つの手動計時による平均値で算出する。

6級

  • 種目:制限滑降中まわり/緩斜面
  • 斜面設定の目安:30m×25m以内 シングルポール(マーカー)3本
  • 合否基準:合格標準タイム12.00秒以内を合格とする。1本あたりのポール標準タイムは4.0秒以内とし、二走一採用とする。

5級

  • 種目:制限滑降中まわり/緩斜面
  • 斜面設定の目安:50m×25m以内 シングルポール(マーカー)5本
  • 合否基準:合格標準タイム16.50秒以内を合格とする。1本あたりのポール標準タイムは3.3秒以内とし、二走一採用とする。

4級

  • 種目:制限滑降中まわり/緩・中斜面
  • 斜面設定の目安:100m×25m以内 シングルポール(マーカー)10本
  • 合否基準:合格標準タイム27.00秒以内を合格とする。1本あたりのポール標準タイムは2.7秒以内とし、二走一採用とする。

3級

  • 種目:制限滑降中まわり(大まわりを含む)/中斜面
  • 斜面設定の目安:150m×25m以内 シングルポール(マーカー)15本
  • 合否基準:合格標準タイム33.00秒以内を合格とする。1本あたりのポール標準タイムは2.2秒以内とし、二走一採用とする。

2級

  • 種目:制限滑降中まわり(小・大まわりを含む)/中斜面
  • 斜面設定の目安:200m×25m以内 シングルポール(マーカー)20本
  • 合否基準:合格標準タイム36.00秒以内を合格とする。1本あたりのポール標準タイムは1.8秒以内とし、二走一採用とする。

1級

  • 種目:制限滑降中まわり(小・大まわりを含む)/中斜面
  • 斜面設定の目安:250m×25m以内 シングルポール(マーカー)25本
  • 合否基準:合格標準タイム37.50秒以内を合格とする。1本あたりのポール標準タイムは1.5秒以内とし、二走一採用とする。

過去のテスト

2000~2003年

2級

  • 実践種目講習テスト(講習の中で検定員が行う)
    • 種目:カービング要素のターン
パラレルターン大まわり
パラレルターン中まわり
総合滑降
    • 斜面設定:中~急の適合斜面、及び総合斜面
  • 規定種目テスト(検定員3名が見守る中で行う)
    • 種目:コンフォート
パラレルターン大まわり
パラレルターン小~中まわり
    • 斜面設定:中~急の適合斜面
  • 合否基準:5種目で325点以上を合格とする

1級

  • 実践種目講習テスト(講習の中で検定員が行う)
    • 種目:カービング要素のターン
パラレルターン大まわり
パラレルターン中まわり
総合滑降
    • 斜面設定:中~急の適合斜面、及び総合斜面
  • 規定種目テスト(検定員3名が見守る中で行う)
    • 種目:コンフォート
パラレルターン大まわり
パラレルターン中~小まわり
    • 斜面設定:中~急の適合斜面
  • 合否基準:5種目で350点以上を合格とする

1996~1999年

2級

  • 種目:
    • パラレルターン大まわり/整地された急斜面/4回転
    • パラレルターン小まわり/整地された中~急斜面
    • ステップターン踏み出し/整地された中斜面/6回転
    • 総合滑降/不整地を含む中~急斜面
  • 合否基準:4種目で280点以上を合格とする

1級

  • 種目:
    • パラレルターン大まわり/不整地を含む急斜面/4回転
    • パラレルターン小まわり/不整地を含む急斜面
    • ステップターン踏み蹴り/整地された中斜面/6回転
    • パラレルターン規制/整地された中斜面/大まわりから小まわりへのリズム変化
    • 総合滑降/不整地を含む総合斜面
  • 合否基準:5種目で350点以上を合格とする


関連項目

外部リンク