「プティア」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
Greeneyes (会話 | 投稿記録)
m編集の要約なし
1行目: 1行目:
{{Otheruses|古代ギリシャの土地|バングラデシュの郡|プティア郡|小惑星|フティア (小惑星)}}
'''プティア'''とは、
# [[ギリシャ]] [[テッサリア]]南部の都市および地域。
# [[バングラデシュ]]北西部[[ラジシャヒ管区]]にある都市。多くの[[ヒンドゥー教|ヒンドゥー]]寺院が残る[[観光名所]]。('''Putia''')


----
[[image:Thessaly.jpg|thumb|250px|古代テッサリアの地図]]
[[image:Thessaly.jpg|thumb|250px|古代テッサリアの地図]]
'''プティーア'''({{lang|grc|'''Φθία'''}} / {{lang|grc-Latn|Phthía}}) <small>あるいは</small> '''プティエー'''({{lang|grc|'''Φθίη'''}} / {{lang|grc-Latn|Phthíē}}) は、[[古代ギリシャ]]の[[テッサリア]]{{enlink|Ancient Thessaly}}の最南部に存在した地域。[[マリア湾]]と[[パガサイ湾]]とにはさまれた場所にあり、オトリュス山{{enlink|Mount Othrys}}の麓に位置する。[[ミュルミドーン人]]の故地とされ、『[[イーリアス]]』の主人公で[[トロイア戦争]]の英雄[[アキレウス]]の故郷である。'''プティオーティス'''({{lang|grc|'''Φθιῶτις'''}} / {{lang|grc-Latn|Phthiôtis}})とも呼ばれる。
'''プティーア'''({{el|Φθία}} / {{lang|grc-Latn|Phthía}}) <small>あるいは</small> '''プティエー'''({{el|Φθίη}} / {{lang|grc-Latn|Phthíē}}) は、[[古代ギリシャ]]の[[テッサリア]]の最南部。'''プティオーティス'''({{el|Φθιῶτις}} / {{lang|grc-Latn|Phthiôtis}})とも呼ばれる。


[[マリア湾]]と[[パガサイ湾]]とにはさまれ、[[オトリュス山]]{{enlink|Mount Othrys}}の麓に位置する。
[[ギリシャ神話]]では、[[アイアコス]]([[ゼウス]]と[[アイギーナ]]の子)によって建設されたとする。アイアコスの子が[[ペーレウス]]であり、ペーレウスと[[テティス]]の子が[[アキレウス]]である。ミュルミドーン人はアイアコスの祈りによって生まれた氏族とされ、アキレウスに率いられてトロイア戦争で活躍した。


[[ミュルミドーン人]]の故地とされ、『[[イーリアス]]』の主人公で[[トロイア戦争]]の英雄[[アキレウス]]の故郷である。
また、[[ギリシャ神話]]では、[[デウカリオン]]([[プロメテウス]]と[[プロノイエ]]の子)がプティア王であったと記述がある。

==神話==
[[ギリシャ神話]]では、[[アイアコス]]([[ゼウス]]と[[アイギーナ]]の子)によって建設された。アイアコスの子がプティア王[[ペーレウス]]であり、ペーレウスと[[テティス]]の子が[[アキレウス]]である。ミュルミドーン人はアイアコスの祈りによって生まれた氏族とされ、アキレウスに率いられてトロイア戦争で活躍した。

別の神話では、[[デウカリオン]]([[プロメテウス]]と[[プロノイエ]]の子)がプティア王であったと記述がある。


== 関連項目 ==
== 関連項目 ==
* [[アキレウス]]
* [[テティス]]
* [[テティス]]
* [[ミュルミドン人]]
* [[ミュルミドン人]]
* [[ギリシア神話の固有名詞一覧]]
* [[ギリシア神話の固有名詞一覧]]
* [[フティア (小惑星)]]
* [[フティオティダ県]]
* [[フティオティダ県]]


{{DEFAULTSORT:ふていあ}}
[[Category:ギリシ歴史的]]
[[Category:バングラデシュの都市]]
{{Greece-stub}}
{{Greece-stub}}

{{South-asia-stub}}
{{DEFAULTSORT:ふていあ}}
[[Category:テッサリア]]
[[Category:ギリシア神話地]]


[[bg:Фтия]]
[[bg:Фтия]]

2012年7月29日 (日) 18:36時点における版

古代テッサリアの地図

プティーアΦθία / Phthíaあるいは プティエーΦθίη / Phthíē) は、古代ギリシャテッサリアの最南部。プティオーティスΦθιῶτις / Phthiôtis)とも呼ばれる。

マリア湾パガサイ湾とにはさまれ、オトリュス山 (Mount Othrysの麓に位置する。

ミュルミドーン人の故地とされ、『イーリアス』の主人公でトロイア戦争の英雄アキレウスの故郷である。

神話

ギリシャ神話では、アイアコスゼウスアイギーナの子)によって建設された。アイアコスの子がプティア王ペーレウスであり、ペーレウスとテティスの子がアキレウスである。ミュルミドーン人はアイアコスの祈りによって生まれた氏族とされ、アキレウスに率いられてトロイア戦争で活躍した。

別の神話では、デウカリオンプロメテウスプロノイエの子)がプティア王であったと記述がある。

関連項目