「暗号名はBF」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
Shy-rook (会話 | 投稿記録)
Shy-rook (会話 | 投稿記録)
41行目: 41行目:
: クリプト王家・王国を頂点とするスパイ組織。団たちはここの極東支部の要員であり「特務養成課(エンブリオ/EMBRYO)」に所属する幹部スパイ候補生である。
: クリプト王家・王国を頂点とするスパイ組織。団たちはここの極東支部の要員であり「特務養成課(エンブリオ/EMBRYO)」に所属する幹部スパイ候補生である。
: 「We Never Sreep」をモットーとし、現世界のパワーバランスを維持する事を目的としている。
: 「We Never Sreep」をモットーとし、現世界のパワーバランスを維持する事を目的としている。
:; 黒い看護師
:: 組織内のサポートメンバーであり「特務養成課(エンブリオ/EMBRYO)」候補生のサポートする場合は「ソーマ」の投与を行う他、各方面でのカバーを請け負う。その職務上「ショタコン」及び「ロリコン」は厳禁。
; アマルガン
; アマルガン
: 現在の世界のパワーバランスを良しとせず、世界の全てを引っ繰り返さんと企む[[テロリズム]]スパイ組織。現世界の維持を求めるギャンビットとは対極にある存在で、水面下で様々な組織に草(スリーパー)を潜ませていた。近年活動がより活発になっており、ギャンビットやアプラクサスなどの世界のバランスを保つ活動を行ってきた旧来組織にとっては頭が痛い存在となっている新興組織。
: 現在の世界のパワーバランスを良しとせず、世界の全てを引っ繰り返さんと企む[[テロリズム]]スパイ組織。現世界の維持を求めるギャンビットとは対極にある存在で、水面下で様々な組織に草(スリーパー)を潜ませていた。近年活動がより活発になっており、ギャンビットやアプラクサスなどの世界のバランスを保つ活動を行ってきた旧来組織にとっては頭が痛い存在となっている新興組織。

2012年6月24日 (日) 19:53時点における版

暗号名はBF』(コードネームはベイビーフェイス)は、田中保佐奈による漫画作品。「週刊少年サンデー」(小学館)において、2003年30号に読切が掲載され、2004年7号より2004年37号まで連載された。全29話、全4巻。


注意:以降の記述には物語・作品・登場人物に関するネタバレが含まれます。免責事項もお読みください。


あらすじ

世界有数のスパイ産出国クリプト王国の末裔七海団は、中学生ながらスパイ組織ギャンビットのエージェントとして活躍する。団は薬品ソーマを注射することで大人へと変身し、超人的な身体能力と視線だけで女性を篭絡できる能力「誘う眼(ザ・ルック)」を得て、ミッションを遂行する。

登場人物

GAMBIT 極東支部

七海団(ななみ だん)
暗号名:BF(ベイビーフェイス)、特技は「誘う目(ザ・ルック)」。普段は運動も勉強もできない女心もわからない平均以下の中学生だが、ソーマを打つことで生粋のプレイボーイとなる。母親がクリプト王国の末裔であるためにこの能力を持つが、家族にはスパイとしての活動は秘密にしている。
なつめ・プティ・クリプテン
暗号名:MM(ネモニック/記憶屋)、特技は「写す目(シャタード)」。団の幼馴染。ソーマによる大人への変身ができない。団に想いを寄せているが、BFのことは嫌い。第4巻収録の増刊号掲載作品より、母親がクリプト王国の末裔であると思われる。同作品で一度は初変(ファーストインパクト、ソーマ投与による大人化)を起こし、暗号名「JJ」を名乗るがそれ以降「陰性(反応なし)」となってしまう。
八角・ボガード・クリプテン(やすみ・ボガード・クリプテン)
暗号名:GD(ガーディアン)、特技は「見切る目(グレアー)」。身体論理学の権威で格闘の達人。体型は「ふっくら」していて、いつも出世のことばかり考えていて無神経。
オリバー
暗号名:ベイリーブス。ギャンビット極東支部局長。団の大叔父。
マジョラム
サポートメンバー「黒い看護婦」の一員。団の部下。ソーマの注射係で、注射することが大好き。本名:丸条(下の名前は不明)。表向きは雑誌(女性週刊誌)編集者。

GAMBIT 本部(クリプト王国)

クリプト王
クリプト王国の王にしてギャンビットの総トップ。世界の平和と安寧を守るため、世界中を飛び回っている。その行動は多忙を極めており、同じ場所に48時間以上とどまった事は無い。なお、王国の情報操作によりクリプト王国の事は時折平和的なイベントでニュースになる。その都度、王の姿を見ることが出来るのだが、実はニュースや国民の前に出て来る王は影武者である。しかし、実はその存在には更なる裏がある。
パフィ・パフューム
暗号名:アムネジア。クリプト王国王室官房長を務める女性でギャンビットの中心人物。普段は非常に気さくで大らかな性格。一方で「この世界は結果が全て」と言い切る実効的な冷徹さも持ち合わす。他者の瞳の色の変化で虚言を見抜く「裁く目(アイリス)」の持ち主。
実はクリプト王国正統王位継承者パプリカ7世の世を忍ぶ仮の姿であり、現実に表立って人々の前に現れるクリプト王は全て彼女の存在を守り隠すための影武者である。すなわちクリプト王家は影武者である「見かけの王家」と実際にギャンビットのトップとして君臨し執政を行う「真の王家」の二重構造の王家であり、この異常とも思える用心深さがクリプト王家の血筋とギャンビットの組織を守る要の一つとなっている。

七海家

七海・アン・クリプテン・ローズマリー7世(ななみ・アン・クリプテン・ローズマリー7せい)
団の母親。クリプト王家の末裔。家族溺愛のぶっとびママ。家族を愛するあまり暴走するコトが多々ある。団としてはこの母親に自分のスパイとしての活動や初恋がバレるコトを何よりも恐れている。
七海蘭(ななみ らん)
団の妹。王家の力の発現は無いらしく、普通の小学生として過ごしている。多少おしゃまだがしっかり者。兄と大叔父に秘密があることを勘付いており、不審に思っている。

組織・国家

クリプト王国 (CRYPTOS)
団たちの所属するスパイ組織「ギャンビット」の母体国家。裏の業界では有数にして伝統的なスパイ産出国として知られており、数多くの「目」を媒介とした力を持つ特殊能力者を抱えている。なお、彼ら特殊能力者は全員、程度の些少はあるがこの王国における王家の血筋を持つ者たちである。
表向きは国民の第一次産業就労率が7割を越える牧歌的国家。主要産業(裏の仕事は除外する)は農業と観光。地理的にはドイツチェコの境界上にある小国で世界地図では虫眼鏡を使用しないと見ることが出来ないとまで言われる面積の小ささを誇る。
小国であるが故に国力の貧弱を補うため、王家の人間が自ら世界中を飛び回り各国の「情報」をかき集め、それをやり取りすることで大国と渡り合ったという歴史的背景があり、それがそのまま現在の「スパイ産出国」としての母体となっている。
ギャンビット (GAMBIT)
クリプト王家・王国を頂点とするスパイ組織。団たちはここの極東支部の要員であり「特務養成課(エンブリオ/EMBRYO)」に所属する幹部スパイ候補生である。
「We Never Sreep」をモットーとし、現世界のパワーバランスを維持する事を目的としている。
黒い看護師
組織内のサポートメンバーであり「特務養成課(エンブリオ/EMBRYO)」候補生のサポートする場合は「ソーマ」の投与を行う他、各方面でのカバーを請け負う。その職務上「ショタコン」及び「ロリコン」は厳禁。
アマルガン
現在の世界のパワーバランスを良しとせず、世界の全てを引っ繰り返さんと企むテロリズムスパイ組織。現世界の維持を求めるギャンビットとは対極にある存在で、水面下で様々な組織に草(スリーパー)を潜ませていた。近年活動がより活発になっており、ギャンビットやアプラクサスなどの世界のバランスを保つ活動を行ってきた旧来組織にとっては頭が痛い存在となっている新興組織。
永劫王(アプラクサス)
国連情報部。国連の擁するスパイ組織。スパイ組織の古参であるギャンビットとは親密な関係にあり、時折トップ会談が行われる。