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2006年1月10日 (火) 02:40時点における版
比較政治学(ひかくせいじがく、Comparative politics)とは、比較制度論を発展させ、世界各国・地域に様々な形で存在する政治制度や政府の形態をその国・地域の歴史・文化・地理・国民等、民主化や国家社会関係、アイデンティティと民族の政治観、組織の分析、政治経済学のようなテーマも含めて一見政治とは無関係と思われるものを通じて分析・検証し、異なる形態を持つ国の政治形態との対比を試み、政治に関する一般的理論を構築する学問の一種であり、政治学の一分野に含まれる。
また、比較政治学においては、現時点での比較だけでなく過去の制度との比較、同一の国での過去と現在の比較を試みることもある。
紀元前300年頃の古代ギリシャにおいてアリストテレスを中心とした哲学者によって行われてたのが元々の始まりとされ、ルソーやロック、ホッブス、マキャヴェリ、モンテスキュー、ヴェーバーもこの手法を用いて分析・検証を試みることもあったが、この頃の手法は政治制度上の重要な差異について分析・検証することに重点を置いていたため、比較政治学ではなく比較制度論と呼ばれることもある。