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2010年7月15日 (木) 07:23時点における版
ケトルベルとは筋力トレーニング用の器具で、広義にはダンベルの一種と言える。
ケトルベルの形状
ケトルベルはウェイトとなる金属製の球体(床に置いたとき安定させるため、下が平らになっている物が多い)に取っ手がついた形状をしている。その取っ手のついた形がやかん(ケトル)に似ているためこの名がついた。
通常のダンベルとの違い
トレーニングに使用する際、片手で扱う(2個セットで両手に持って扱う)事が多く、ダンベルと似たような使い方も可能だが、ケトルベルは専用の独特なフォームのトレーニング法があり、動きのバリエーションがダンベルを使ったトレーニングよりも多い。また、通常のダンベルを使用した場合よりも重心が手から離れているため、筋肉に対し独特な刺激を与えられる。
ケトルベル愛好家
ある程度扱いなれた者にとってはダンベルに比べ身体や筋肉の動きが制限される事が少なく、身体能力全般の向上が期待できるとされる。そのため、一般の愛好家のほか、格闘技選手の中にも愛好者が増えている。
ロシアにはGI(ギレボイ)と言うケトルベルの伝統的な専門競技がある。体重による階級制になっており主に24kgのワンハンドスナッチとツーハンドジャークの10分間の総回数を競うと言うものである。
ケトルベルの組織
ロシアの旧ソ連軍の特殊部隊の教官と言う経歴の持ち主のPavel Tsatsoulineが米国でRKC(Russian Kettlebell Challenge)と言う組織を作り、ケトルベル専門のインストラクターを養成し世界中でケトルベルの指導と普及に努めている。目下、日本国内では2007年6月に松下タイケイがRKCインストラクター第1号となっているのみで、日本での普及は端緒の途についたばかりである。