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2010年1月30日 (土) 07:29時点における版
パリ条約(英: Treaty of Paris)は、1783年にアメリカ独立戦争を終結させた条約の1つ。
アメリカ合衆国とイギリスの間で結ばれた。イギリスがアメリカの独立を承認し、ミシシッピ川より東をアメリカ領とした。なお、アメリカに与したスペインおよびフランスとの間にはヴェルサイユ条約が結ばれた。
この戦争によってイギリスのヘゲモニーは制限されたが、イギリスの世界戦略に影響を及ぼすことも無く、勢力は維持された。逆にフランスは、北米植民地戦争の借りを返すことに成功したが、国家財政は底を尽き、困窮を極めた。ブルボン王朝の放漫経営が、国民の不満を募らせ、独立戦争が起爆剤となり、やがてフランス革命を呼び起こすことになった。一方アメリカ大陸では、アメリカ独立戦争、フランス革命の連鎖により、中米、南米でも独立の機運が高まって行く。
関連項目
- 他のパリ条約