「貫頭衣」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
Butanekotomato (会話 | 投稿記録) 編集の要約なし |
カテゴリ追加、etc |
||
3行目: | 3行目: | ||
中央に穿たれた穴から頭を出して着るごく単純な構成の衣装。 |
中央に穿たれた穴から頭を出して着るごく単純な構成の衣装。 |
||
南米の民族衣装[[ポンチョ]]、[[台湾]]の北部山地先住民の[[方衣]]、[[日本]]の千早などが代表例。 |
南米の民族衣装[[ポンチョ]]、[[台湾]]の北部山地先住民の[[方衣]]、[[日本]]の[[千早]]などが代表例。 |
||
== 概要 == |
== 概要 == |
||
19行目: | 19行目: | ||
少なくとも平安時代以降の千早と、台湾の方衣は身二幅である。 |
少なくとも平安時代以降の千早と、台湾の方衣は身二幅である。 |
||
⚫ | |||
{{DEFAULTSORT:かんとうい}} |
{{DEFAULTSORT:かんとうい}} |
||
[[Category:衣類]] |
|||
⚫ |
2010年1月21日 (木) 13:39時点における版
貫頭衣(かんとうい)とは衣服の分類の一つ。
中央に穿たれた穴から頭を出して着るごく単純な構成の衣装。
南米の民族衣装ポンチョ、台湾の北部山地先住民の方衣、日本の千早などが代表例。
概要
『三国史』「魏書」東夷伝中の倭人条より、三世紀末の日本の民衆は貫頭衣を着用していたとされている。
これは、ポンチョのように一枚の布を二つ折りにし中央に頭を通す穴を穿ったものと解釈されている。
しかし、この説には反論もある。
当時の織機で織ることができる布の幅は織り手の腰の幅(おおよそ30cm前後)までで、体の側面は完全に覆うことが難しい。
また、布に穴をあけると、そこから解れができて長期の使用に耐えないというのが主な理由である。
そこで、布を二枚縫い合わせて頭と腕を出す穴のみ縫い残した身二幅の衣装だったのではないかと主張されている。
少なくとも平安時代以降の千早と、台湾の方衣は身二幅である。