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2009年7月10日 (金) 23:01時点における版
地中熱(ちちゅうねつ)とは、地下の温度が一年を通してほぼ一定であることを利用し、地上との温度差を利用した熱エネルギーである。
地中熱の利用方法は、地上との温度差を利用し、地中から熱をすくい上げる(暖房)、あるいは地上の熱を地中に放出する(冷房)という形で利用する。一般のエアコンの室外機を地面に埋め込んだものを想像すればよい。
空気を熱源として利用するエアコンと違い、一年を通して地下の温度がほぼ一定のため、寒冷地でも冬場の暖房が可能、室外に騒音を出す機器がないなどの利点がある。日本での利用はあまり行なわれていないが、欧米などの諸外国では多く利用されているところがある。
同様の理由で、地下水も季節に関係なく温度が安定していることが多い。これを利用した農業を行うところもある。
アラスカの石油パイプラインは永久凍土上に敷設されているため、気温で永久凍土が溶けるのを防ぐため、杭にヒートパイプが内蔵されていて地中の温度が気温よりも高い場合は伝熱により放熱して気温が地中の温度よりも高い場合は熱絶縁する構造になっている。
近年では、冷暖房装置ヒートポンプの他にも、比較的安価な設備として地中熱を利用した換気システムを冷暖房装置として利用する場合がある。具体的な事例としては、愛知万博(愛・地球博)における瀬戸日本館の空調設備がそれにあたる。