「インベストメント鋳造」の版間の差分

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ロストワックス法では金型使いません
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また、歯科医療において[[クラウン (歯科)|クラウン]]などを製造する歯科精密鋳造の方法として一般的であり、[[歯科医師]]や[[歯科技工士]]が行っている。
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2008年12月20日 (土) 08:24時点における版

インベストメント鋳造(-ちゅうぞう、Investment casting)とは、鋳造方法のひとつで、複雑な形状の製品を簡易に製造できる手法として用いられる。別名、ロストワックス鋳造(Lost wax casting)。

まず鋳造する製品と同じ形状の原型を、ワックス()で製作する。この原型にはあらかじめ湯口の部分を作っておく。次に原型の周囲を磁器等で焼き固めて鋳型を造る。このとき原型のワックスは熱で融け出して消失する。こうして完成した鋳型へ溶融金属を流し込み、冷えた時点で鋳型を破壊すると鋳物が残り完成となる。

特徴

  • 鋳造自体に高価な金型等を必要とせず、初期コストが安い。
  • 鋳型を分割する必要がないため、金型や砂型では抜くことが難しい複雑な形状であっても、容易に鋳造することができる。また、バリやパーティングラインも生じない。ただし原型を金型で量産する場合、原型に対して後加工が必要となる。
  • 鋳型として磁器を用いるため、寸法精度が比較的高い。
  • 原型・鋳型とも使い捨てのため、ダイカストなどと比較して大量生産には向かない。
  • あまり大型の鋳物を製造することはできない。

以上の特徴から、歯車などの小型で精密な機械部品、あるいは指輪ペンダントなどの装身具などを製造するために用いられることが多い。

また、歯科医療においてクラウンなどを製造する歯科精密鋳造の方法として一般的であり、歯科医師歯科技工士が行っている。