「居間」の版間の差分

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2008年10月24日 (金) 03:09時点における版

居間(いま、Living room)は、住宅の中にある部屋の一つ。 家族一家団欒を楽しみ、寛ぐ部屋と考えられている。

概要

もともとは、「drawing room」と呼ばれた。これは食堂(ダイニングルーム)で一同が会しての食事の後、男性たちがタバコを吸いながら、政治や世間の話、つまり男性だけの話を始めると、女性・子供たちはその場から引き下がり(draw)食堂に隣接した控えの間で過ごしており、その部屋のことを指したといわれる。 やがて女性・子供が寛げる肩の凝らないこの部屋に男性もまた加わるようになり、居間は現在のような家族の憩いの間になった。 この意味での居間は玄関から遠い、家の比較的奥の部屋のことをいい、そこに来客が通されることは、親族を除いてほとんどない。

ただし、アメリカでは玄関のすぐそばの家族が使用していない部屋、来客用の予備の部屋(ゲストルーム)を「リビングルーム」というようで、今日、日本国内でも新築の住宅で、玄関のそばの部屋をそのように呼ぶ場合もある。 しかしそれでは、家族がそこで平素、寛いだ時間を過ごすわけではないので、呼称に現実がマッチしないという矛盾が生じている。 今のところこの現状に対応する「居間」や「リビング」に取って代わる言葉はまだない。

茶の間

茶の間(ちゃのま)とは、日本家屋の中で、生活の中心となる部屋のこと。通常、家の中で一番広い部屋である。 日本家屋においては「居間」「リビングルーム」と同義語である。

茶室とは異なり、茶だけをする場所ではない。主に食事を取ったり、一家団欒のための場所となっている。 食堂とは繋がっているか兼用となっている場合がほとんどである。よって台所とも繋がっていたり、平易な仕切りのみが設けられていることが多い。 また応接間がない家の場合は茶の間がこの役目をになう。そのため「概要」の項で説明した本来の「居間」とは違い、家族だけで使用する部屋というわけではない。 日本家屋の特性を活かし、ふすまを外して隣接する部屋などとつなげ、さらに大人数が入れるようにすることができる家もある。 部屋の広さに比例しが大きく、縁側があるなど外に出られるようになっていることもある。

一般的な茶の間は、もしくはカーペット敷きである。部屋の中心にちゃぶ台などの低いテーブルがあり、これを囲むように床に座って過ごす部屋として内装や家具の配置がされている。

家族が揃って楽しめるようにテレビオーディオ機器が置かれている場合がほとんどである。 そのためテレビ番組などでは、「テレビ=茶の間で見られている」という前提のもと、視聴者を指して「お茶の間の皆さん」などと呼称することがある。

関連項目