「ザイログ」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
JAnDbot (会話 | 投稿記録)
m ロボットによる 追加: cs:Zilog
たね (会話 | 投稿記録)
m -インテル (企業)
1行目: 1行目:
'''ザイログ'''('''ZiLOG''')は、[[1974年]]、[[インテル (企業)|インテル]]の元社員[[フェデリコ・ファジン]]らがスピンアウトして興した[[半導体素子|半導体]]製造会社である。インテルでファジンと共に[[Intel 4004|4004]]と[[Intel 8080|8080]]の開発に従事した[[嶋正利]]も加わり、独自のマイクロプロセッサの開発に参加した。まもなくインテル8080の上位互換である[[Z80]][[マイクロプロセッサ]]を開発、ビジネスを軌道に乗せるのに成功した。また、周辺デバイスも開発・販売している。
'''ザイログ'''('''ZiLOG''')は、[[1974年]]、[[インテル]]の元社員[[フェデリコ・ファジン]]らがスピンアウトして興した[[半導体素子|半導体]]製造会社である。インテルでファジンと共に[[Intel 4004|4004]]と[[Intel 8080|8080]]の開発に従事した[[嶋正利]]も加わり、独自のマイクロプロセッサの開発に参加した。まもなくインテル8080の上位互換である[[Z80]][[マイクロプロセッサ]]を開発、ビジネスを軌道に乗せるのに成功した。また、周辺デバイスも開発・販売している。


しかし、16ビットマイクロプロセッサのZ8000シリーズは[[Intel 8086|i8086]]および[[モトローラ]][[MC68000]]に敗れてその後は衰退し、[[2002年]]はじめに[[連邦倒産法第11章]]の適用を受け、再建中である。
しかし、16ビットマイクロプロセッサのZ8000シリーズは[[Intel 8086|i8086]]および[[モトローラ]][[MC68000]]に敗れてその後は衰退し、[[2002年]]はじめに[[連邦倒産法第11章]]の適用を受け、再建中である。
18行目: 18行目:
*[http://www.zilog.com/ ZiLOG]
*[http://www.zilog.com/ ZiLOG]


[[category:パソコンの歴史|さいろく]]
{{DEFAULTSORT:さいろく}}
[[category:パソコンの歴史]]
[[Category:半導体企業|さいろく]]
[[Category:半導体企業]]


[[ca:Zilog]]
[[ca:Zilog]]

2008年1月1日 (火) 03:53時点における版

ザイログZiLOG)は、1974年インテルの元社員フェデリコ・ファジンらがスピンアウトして興した半導体製造会社である。インテルでファジンと共に40048080の開発に従事した嶋正利も加わり、独自のマイクロプロセッサの開発に参加した。まもなくインテル8080の上位互換であるZ80マイクロプロセッサを開発、ビジネスを軌道に乗せるのに成功した。また、周辺デバイスも開発・販売している。

しかし、16ビットマイクロプロセッサのZ8000シリーズはi8086およびモトローラMC68000に敗れてその後は衰退し、2002年はじめに連邦倒産法第11章の適用を受け、再建中である。

  • Z8 1チップ・マイクロプロセッサ・ファミリ
  • Z80 8ビットマイクロプロセッサの事実上の標準
  • Z180 拡張版Z80で、日立のHD64180シリーズのセカンドソース
  • Z280 Z80を16ビットに拡張したもの
  • Z380 16/32ビット拡張版のZ80
  • eZ80 Z80互換で、命令パイプライン化、高集積化を行ったもの。
  • Z8000シリーズ(以下の2バージョンに分かれる)
    • Z8001 セグメントによりアドレス空間を拡張したバージョン
    • Z8002 セグメントを使用しない64kBだけのアドレス空間を使うバージョン
  • Z80000シリーズ Z8000を32ビット化したもの
  • Z8530 2チャンネルのシリアル・コミュニケーション・コントローラ

外部リンク