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'''楯状火山'''あるいは'''盾状火山'''<ref name="terms">[[文部省]] 『[[学術用語集]] 地学編』 [[日本学術振興会]]、1984年、ISBN 4-8181-8401-2。([http://sciterm.nii.ac.jp/cgi-bin/reference.cgi オンライン学術用語集])</ref>(たてじょうかざん、shield volcano)は、緩やかに傾斜する斜面を持ち、底面積の広い[[火山]]である。[[粘性]]の低い(流れやすい)[[玄武岩]]質[[溶岩]]の[[噴出]]・[[流動]]・[[堆積]]によって形成される。
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2007年9月22日 (土) 11:08時点における版

わずかな雪がかかった楯状火山のマウナ・ケア山ハワイ島

楯状火山あるいは盾状火山[1](たてじょうかざん、shield volcano)は、緩やかに傾斜する斜面を持ち、底面積の広い火山である。粘性の低い(流れやすい)玄武岩溶岩噴出流動堆積によって形成される。

地球上の大型火山の多くは楯状火山である。アスピーテと呼ぶこともあるが、現在ではこの呼称は推奨されない(火山を参照)。

多量の玄武岩質溶岩の噴出によって形成されることから、ハワイ諸島アイスランドなどホットスポット海嶺上に主に分布する。

ハワイ諸島の火山はほとんどが楯状火山であり、世界最大のものはハワイ島にあるマウナ・ロア山である。

レユニオン島のピトン・ドゥ・ラ・フルネーズは地球上で最も活発な楯状火山の1つで、平均して年一度のペースで噴火している。

脚注

  1. ^ 文部省 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年、ISBN 4-8181-8401-2。(オンライン学術用語集

関連項目