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「ネコヤナギ」の版間の差分

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銀白色の毛で目立つ花穂が特徴的であり、「ネコヤナギ」の和名はこれをネコの尾に見立てたことによる。花穂は生け花にもよく用いられる。
銀白色の毛で目立つ花穂が特徴的であり、「ネコヤナギ」の和名はこれをネコの尾に見立てたことによる。花穂は生け花にもよく用いられる。


北海道から九州までの河川において、中流から上流の水辺で見られ、早春に川辺で美しいものである。他のヤナギ類の開花よりも一足早く花を咲かせることから、春の訪れを告げる植物とみなされる。他のヤナギ類よりも水際に生育し、株元は水に浸かるところに育つ。根本からも枝を出し、水に浸ったところからは根を下ろして株が増える。葉は細い楕円形でつやがない。初夏には綿毛につつまれた種子を飛ばす。雌雄異株。
北海道から九州までの河川において、中流から上流の水辺で見られ、早春に川辺で穂の出る姿は美しいものである。他のヤナギ類の開花よりも一足早く花を咲かせることから、春の訪れを告げる植物とみなされる。他のヤナギ類よりも水際に生育し、株元は水に浸かるところに育つ。根本からも枝を出し、水に浸ったところからは根を下ろして株が増える。葉は細い楕円形でつやがない。初夏には綿毛につつまれた種子を飛ばす。雌雄異株。


余り知られていないが、ネコヤナギの樹液も[[カブトムシ]]や[[クワガタムシ]]、[[カナブン]]、[[スズメバチ]]の好物である。
余り知られていないが、ネコヤナギの樹液も[[カブトムシ]]や[[クワガタムシ]]、[[カナブン]]、[[スズメバチ]]の好物である。

2007年3月12日 (月) 07:31時点における版

?ネコヤナギ
ネコヤナギ
ネコヤナギ

ネコヤナギの花穂
分類
 : 植物界 Plantae
 : 被子植物門 Magnoliophyta
 : 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : ビワモドキ亜綱 Dilleniidae
 : ヤナギ目 Salicales
 : ヤナギ科 Salicaceae
 : ヤナギ属 Salix
 : ネコヤナギ S. gracilistyla
学名
Salix gracilistyla
和名
ネコヤナギ

ネコヤナギ(猫柳、学名:Salix gracilistyla)はヤナギ科ヤナギ属の樹木。川辺に自生する、の一種である。

銀白色の毛で目立つ花穂が特徴的であり、「ネコヤナギ」の和名はこれをネコの尾に見立てたことによる。花穂は生け花にもよく用いられる。

北海道から九州までの河川において、中流から上流の水辺で見られ、早春に川辺で穂の出る姿は美しいものである。他のヤナギ類の開花よりも一足早く花を咲かせることから、春の訪れを告げる植物とみなされる。他のヤナギ類よりも水際に生育し、株元は水に浸かるところに育つ。根本からも枝を出し、水に浸ったところからは根を下ろして株が増える。葉は細い楕円形でつやがない。初夏には綿毛につつまれた種子を飛ばす。雌雄異株。

余り知られていないが、ネコヤナギの樹液もカブトムシクワガタムシカナブンスズメバチの好物である。

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