コンテンツにスキップ

煤竹色

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
煤竹色 (すすたけいろ)
 
16進表記 #6f514c

煤竹色(すすたけいろ)は、で煤けたの色を模した、暗い赤褐色

江戸時代中期以降に登場した若竹色青竹色に先んじて室町時代頃に登場し、江戸時代前期に流行した色である。

概要

[編集]

元文年間、享保年間、宝暦年間ごろに着物の裏地や帯の色として好まれた。

派生色に、銀煤竹(ぎんすすたけ:淡い煤竹色)、柳煤竹(やなぎすすたけ:緑がかった煤竹色)、藤煤竹(ふじすすたけ:紫がかった煤竹色)などがある。

『色道大鏡』では、男性の着物の色として呂色と煤竹色が勧められており、当時好まれた色だったことが分かる。

参考文献

[編集]