煤竹色
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16進表記 | #6f514c | |
煤竹色(すすたけいろ)は、煙で煤けた竹の色を模した、暗い赤褐色。
江戸時代中期以降に登場した若竹色、青竹色に先んじて室町時代頃に登場し、江戸時代前期に流行した色である。
概要
[編集]元文年間、享保年間、宝暦年間ごろに着物の裏地や帯の色として好まれた。
派生色に、銀煤竹(ぎんすすたけ:淡い煤竹色)、柳煤竹(やなぎすすたけ:緑がかった煤竹色)、藤煤竹(ふじすすたけ:紫がかった煤竹色)などがある。
『色道大鏡』では、男性の着物の色として呂色と煤竹色が勧められており、当時好まれた色だったことが分かる。
参考文献
[編集]- 福田邦夫『すぐわかる 日本の伝統色』東京美術 ISBN 4-8087-0784-5
- 吉岡幸雄『日本の色辞典』紫紅社 ISBN 4-87940-549-3