渡くんの××が崩壊寸前
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渡くんの××が崩壊寸前 | |
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ジャンル | ラブコメディ[1] |
漫画 | |
作者 | 鳴見なる |
出版社 | 角川コミックス・エース →講談社 |
掲載誌 | ヤングエース →月刊ヤングマガジン |
レーベル | 角川コミックス・エース →ヤンマガKCスペシャル |
発表号 | 2014年9月号 - 2015年7月号 (ヤングエース) 2015年No.12 - 2023年No.10 (月刊ヤングマガジン) |
発表期間 | 2014年8月4日[2] - 2023年9月20日[3] |
巻数 | 角川:全1巻(未完) 講談社:全16巻 |
話数 | 全92話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『渡くんの××が崩壊寸前』(わたりくんのダメダメがほうかいすんぜん)[4]は、鳴見なるによる日本のラブコメディ漫画。『ヤングエース』(KADOKAWA)にて、2014年9月号から2015年7月号まで連載[2]。その後『月刊ヤングマガジン』(講談社)に移籍して、2015年No.12から2023年No.10まで連載された[1][3]。
2023年9月、連載終了と同時にアニメ化が発表されている[3]。
あらすじ
[編集]2年前に両親を亡くした渡直人は幼なじみで畑あらしである館花紗月に6年ぶりに再会する。彼女の言動に振り回される渡直人、直人に思いを寄せる石原紫、アルバイト先で再会した中学校時代の後輩・梅澤真輝奈。いびつな、そして狂った崩壊寸前のラブコメが始まる。
登場人物
[編集]- 渡 直人(わたり なおと)
- 16歳、高校2年生。2年前に両親と死別し[5]、妹・鈴白と共に親戚中をたらい回しにされ、現在は東京郊外に住む叔母・多摩代に引き取られている[6]。妹・鈴白を溺愛するシスコンで、日常は鈴白が中心と語る[7][8]。気弱な性格で決断力がない。
- 館花 紗月(たちばな さつき)
- 16歳、高校2年生。直人が健在だったころの両親と信州に住んでいたころの幼なじみだが、渡一家が手入れしていた畑を散々に破壊した[9]ことで、直人からは警戒されている。その6年後に同じ高校のC組に転校してきたことで再会を果たす。やがて直人への好意を自覚してからは、直人に思わせぶりな態度を取り、困惑させている。元農家の娘[10]。長野の松本にある旅館の娘で、不良のような兄がいる。
- 石原 紫(いしはら ゆかり)
- 16歳、高校2年生。作中冒頭から直人に好意を抱いており度々関わってはいたが、クラス旅行をきっかけに自身の好意を完全に自覚する。紗月に対してはライバルとして認識しており、彼女の言動に主人公と同様に度々振り回され、精神的に病む傾向にある。
- 渡 鈴白(わたり すずしろ)
- 10歳、小学4年生。直人の妹。大の甘えん坊で、直人にとっては悩みの種である。環境のせいか、かなり大人びている。
- 徳井(とくい)
- 男子。学校でよく直人と話をしている。石原と幼馴染みで度々相談を持ちかけられる。
- 渡 多摩代(わたり たまよ)
- 28歳、父方の叔母。1日の大半を仕事も含めて自室で過ごし、外出する様子はなく、頻繁に編集者が家に出入りしている[11]。
- 静間(しずま)
- 多摩代の担当編集者。
- 梅澤 真輝奈(うめざわ まきな)
- 聖ソラリナ女学院の1年生。直人の中学時代の陸上部の後輩。直人を意識している。陸上の推薦で高校に進学したが、サボり気味で部員から浮いている。
評価
[編集]恋愛カウンセラーのアルテイシアは、2巻発売時点の本作について、一見すると普通のハーレムものラブコメディであるが、ヒロインたちの渡への感情は理想化や執着によるものであると分析し、なんの取り柄もない主人公がモテる話ではなく、モテモテでもおかしくないくらい魅力的な渡くんが実はモテていないという、逆転構造
という点において、ラブコメディに対するカウンターであるとの感想を述べている[8]。
書誌情報
[編集]- 鳴見なる 『渡くんの××が崩壊寸前』 KADOKAWA 〈角川コミックス・エース〉、全1巻(未完)
- 2015年2月14日発売、ISBN 978-4-04-102797-4
- 鳴見なる 『渡くんの××が崩壊寸前』 講談社 〈ヤンマガKCスペシャル〉、全16巻
- 2016年5月6日発売[12]、ISBN 978-4-06-382780-4
- 2016年6月17日発売[13]、ISBN 978-4-06-382809-2
- 2017年1月6日発売[14]、ISBN 978-4-06-382909-9
- 2017年7月6日発売[15]、ISBN 978-4-06-510023-3
- 2018年1月5日発売[16]、ISBN 978-4-06-510701-0
- 2018年9月6日発売[17]、ISBN 978-4-06-512808-4
- 2019年3月6日発売[18]、ISBN 978-4-06-514805-1
- 2019年10月4日発売[19]、ISBN 978-4-06-517291-9
- 2020年9月4日発売[20]、ISBN 978-4-06-520694-2
- 2021年3月5日発売[21]、ISBN 978-4-06-522588-2
- 2021年8月5日発売[22]、ISBN 978-4-06-524343-5
- 2022年2月18日発売[23]、ISBN 978-4-06-526831-5
- 2022年7月20日発売[24]、ISBN 978-4-06-528418-6
- 2023年1月19日発売[25]、ISBN 978-4-06-530414-3
- 2023年8月18日発売[26]、ISBN 978-4-06-532372-4
- 2023年11月20日発売[27]、ISBN 978-4-06-532693-0
出典
[編集]- ^ a b “鳴見なるの三角関係+妹のラブコメ「渡くんの××が崩壊寸前」月刊YMに移籍”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年11月20日) 2023年9月20日閲覧。
- ^ a b “貞本版「エヴァ」ペンペンのペンがヤングエース付録に”. コミックナタリー (ナターシャ). (2014年7月4日) 2023年9月20日閲覧。
- ^ a b c “渡くんの××が崩壊寸前:「ラーメン大好き小泉さん」作者のラブコメがアニメ化”. MANTANWEB. MANTAN (2023年9月20日). 2023年9月20日閲覧。
- ^ BREAK90で読み方が判明
- ^ 第1巻10頁
- ^ 第1巻11頁
- ^ 第1巻9頁
- ^ a b ナタリー 2016, p. 1.
- ^ 第1巻80頁
- ^ 第1巻100頁
- ^ 第1巻14頁
- ^ “『渡くんの××が崩壊寸前(1)』(鳴見 なる)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
- ^ “『渡くんの××が崩壊寸前(2)』(鳴見 なる)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
- ^ “『渡くんの××が崩壊寸前(3)』(鳴見 なる)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
- ^ “『渡くんの××が崩壊寸前(4)』(鳴見 なる)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
- ^ “『渡くんの××が崩壊寸前(5)』(鳴見 なる)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
- ^ “『渡くんの××が崩壊寸前(6)』(鳴見 なる)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
- ^ “『渡くんの××が崩壊寸前(7)』(鳴見 なる)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
- ^ “『渡くんの××が崩壊寸前(8)』(鳴見 なる)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
- ^ “『渡くんの××が崩壊寸前(9)』(鳴見 なる)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
- ^ “『渡くんの××が崩壊寸前(10)』(鳴見 なる)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
- ^ “『渡くんの××が崩壊寸前(11)』(鳴見 なる)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
- ^ “『渡くんの××が崩壊寸前(12)』(鳴見 なる)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
- ^ “『渡くんの××が崩壊寸前(13)』(鳴見 なる)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2022年7月20日閲覧。
- ^ “『渡くんの××が崩壊寸前(14)』(鳴見 なる)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2023年1月19日閲覧。
- ^ “『渡くんの××が崩壊寸前(15)』(鳴見 なる)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2023年8月18日閲覧。
- ^ “『渡くんの××が崩壊寸前(16)』(鳴見 なる)”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2023年11月21日閲覧。
参考資料
[編集]- 三木美波 (2016年6月29日). “鳴見なる「渡くんの××が崩壊寸前」特集”. コミックナタリー. 2021年4月23日閲覧。
外部リンク
[編集]- 渡くんの××が崩壊寸前 - ヤングマガジン公式サイト