梶取埼灯台
表示
梶取埼灯台 | |
---|---|
航路標識番号 [国際標識番号] | 2884 [M6002] |
位置 | 北緯33度34分57秒 東経135度57分30秒 / 北緯33.58250度 東経135.95833度座標: 北緯33度34分57秒 東経135度57分30秒 / 北緯33.58250度 東経135.95833度 |
所在地 | 和歌山県東牟婁郡太地町梶取崎 |
塗色・構造 | 白色・円形コンクリート造 |
レンズ | 40cm回転灯器 |
灯質 | 単閃白光 毎8秒に1閃光 |
実効光度 | 180,000 cd |
光達距離 | 18.0海里 |
塔高 | 16 m (地上 - 塔頂) |
灯火標高 | 41 m (平均海面 - 灯火) |
初点灯 | 1899年11月 |
管轄 | 海上保安庁第五管区海上保安本部 |
梶取埼灯台(かんとりさきとうだい)は、和歌山県東牟婁郡太地町梶取崎に建つ灯台である[1]。梶取埼ナミノリ礁照射灯(灯台表番号:2885)が併設されている。
吉野熊野国立公園の特別地域内に指定あり、太平洋を望む景勝地となっている。梶取崎(かんどりざき)という地名は、熊野灘を航行する船舶が、この岬を目標にして梶を取ることに因むといわれている。
周辺は芝生広場になっており、そこにある「夫婦いぶき」は樹齢350年以上の天然記念物である[2]。
歴史
[編集]古くから海上交通の重要な地点だったため、昔は鯨を発見するための「山見」が置かれ、捕鯨船に指令を送る狼煙場や初代紀州藩主・徳川頼宣が元和5年(1619年)頃に設置した船見御番所があった。
付近の燈明崎には寛永13年(1636年)に設置された燈明台があったが、1872年(明治5年)に廃止され、梶取崎付近の海上交通は極めて不便になっていた。そのため、1899年(明治32年)11月に竣工、初点灯された。