木下千花
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木下 千花(きのした ちか、1971年 - )は、日本の映画学者[1]。
経歴
[編集]東京大学大学院総合文化研究科(表象文化論)の修士課程を修了した[3]。シカゴ大学大学院映画メディア学科・東アジア言語文明学科の博士課程を修了し[3]、同大学にて博士号を取得した[3]。ウェスタン・オンタリオ大学映画学科の助教授、静岡文化芸術大学文化政策学部の准教授、首都大学東京大学院人文科学研究科の准教授などを務めたのち、京都大学大学院人間・環境学研究科の准教授に就任した[3]。
2016年、著書『溝口健二論 映画の美学と政治学』が法政大学出版局より刊行された[4]。同書で芸術選奨新人賞を受賞した[5]。
夫は東京大学准教授の楡井誠。
著書
[編集]- 溝口健二論 映画の美学と政治学(2016年、法政大学出版局) ISBN 9784588420177
映画
[編集]- 明るい場所(1997年) - 脚本
脚注
[編集]- ^ a b “木下千花氏 - 溝口健二監督の没後60年に”. 京都新聞 (2016年6月24日). 2016年10月1日閲覧。
- ^ “日本映画は生きている! - 出演:木下千花・黒沢清・小松弘・松本圭二・吉見俊哉・四方田犬彦・李鳳宇”. 青山ブックセンター (2011年2月13日). 2016年10月1日閲覧。
- ^ a b c d “溝口健二論”. 法政大学出版局 (2016年). 2016年10月1日閲覧。
- ^ “「溝口健二論:映画の美学と政治学」出版記念 上映&講演 - 溝口健二監督『折鶴お千』”. 神戸映画資料館 (2016年4月1日). 2016年10月1日閲覧。
- ^ “庵野監督ら大臣賞 16年度の芸術選奨発表”. 日本経済新聞 (2017年3月8日). 2017年3月9日閲覧。