昌平橋架道橋
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昌平橋架道橋 | |
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中央本線昌平橋架道橋。手前は昌平橋(2012年5月) | |
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 東京都千代田区 |
建設 | 1908年(明治41年) |
座標 | 北緯35度41分53.4秒 東経139度46分7.6秒 / 北緯35.698167度 東経139.768778度 |
構造諸元 | |
形式 | 上路4主桁カンチレバー式プレートガーダー、道床式バックルプレート桁 |
材料 | 鋼 |
全長 | 44.2 m |
幅 | 10.02 m(御茶ノ水側) |
最大支間長 | 20.15 m |
関連項目 | |
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式 |
昌平橋架道橋(しょうへいばしかどうきょう)は、東京都千代田区神田須田町一丁目・神田淡路町二丁目にある鉄道橋(架道橋)である。東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線を通している。
概要
[編集]中央本線が昌平橋駅から万世橋駅まで延長された際、昌平橋駅 - 万世橋駅間(紅梅河岸高架橋 - 万世橋高架橋間)の一等道路第二類の道路(現在の外堀通り)に架けられた橋梁である。
本橋梁は1904年(明治37年)製造のドイツ・ハーコート(Harkort'sche Fabrik)製で、「HARKORT. DUISBURG-GERMANY. 1904.」と記された銘板が付けられている。本橋梁の御茶ノ水方の煉瓦造りの橋台は紅梅河岸高架橋と一体になっており、神田方の煉瓦造りの橋台は万世橋高架橋と一体になっている。本橋梁の北側には昌平橋が神田川に架かっている。
なお、本橋梁は現用、現位置でバックルプレート(凹鈑)桁のまま残る日本最古の桁とされる[1]。
諸元
[編集]- 種別 - 鋼鉄道橋
- 形式 - 上路4主桁カンチレバー式プレートガーダー(架け違い式)、道床式バックルプレート桁
- 橋長 - 44.2m
- 径間数 - 3径間
- 支間 - 12.70m + 20.15m + 12.70m
- 線数 - 複線(3線)
- 鋼重 - 367.814tf
- 活荷重 - 88tf機関車(ドイツ式示方書KS-12相当)
- 竣工 - 1908年(明治41年)7月[2]
- 施主 - 甲武鉄道
- 橋梁設計 - ハーコート
- 橋桁製作 - ハーコート(1904年銘)
- 下部工形式
- 橋台 - 煉瓦造
- 橋脚 - 鋼製支柱
- 基礎工形式
- 橋台 - 木杭
- 橋脚 - 木杭
その他
[編集]橋桁は、御茶ノ水駅 - 水道橋駅間の新水道橋架道橋、水道橋駅 - 飯田橋駅間の小石川橋通り架道橋(どちらも中央緩行線)と同時期に製作されたものである。
脚注
[編集]- ^ 贄田秀世、鈴木博人、成嶋健一「バックルプレート桁の歴史と形態的特徴について」『土木学会年次学術講演会講演概要集第4部』54巻、土木学会、1999年(平成11年)9月、510-511頁
- ^ JR東日本:線路建造物保守台帳(新宿保線区)では1915年(大正4年)とされている。
参考文献
[編集]- 「歴史的鋼橋を訪ねて」『鋼橋の技術史研究部会「平成9年度活動報告書」』鋼橋技術研究会、1999年(平成11年)11月、38-41頁