岩田豊麿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

岩田 豊麿(いわた とよまろ、1877年[1]-没年不明)は明治時代から大正時代にかけての日本画家

略歴[編集]

尾形月耕及び小堀鞆音の門人。1877年、三重県に生まれる[2]。1911年頃の牛込時代の月耕に学ぶ。主に日本絵画協会日本美術院連合絵画共進会、文展帝展などにおいて作品を発表している。1923年11月上旬に飯田に滞在、11月7日に常磐町の仙寿楼において豊麿の画会が開催されている。この会の会員数は60名で、「東京の特殊学校復興の為の資金調達」がその目的であったと記されている。

作品[編集]

  • 「渡河布袋図」 絹本着色
  • 「新緑観瀑図」 絹本着色
  • 「松下人物図」 絹本着色
  • 「二条城の桜」 絹本着色

出典[編集]

  1. ^ 生年には1872年、1875年、1877年と諸説あり。
  2. ^ 『「南信」新聞美術記事年表(明治・大正編)』264頁。

参考文献[編集]

  • 『Bien Vol.45 特集尾形月耕とその一門』 藝術出版社、2007年 ※30頁
  • 飯田市美術博物館編 『「南信」新聞美術記事年表(明治・大正編)』 飯田市美術博物館、2011年