小林幸一郎

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小林 幸一郎
個人情報
フルネームこばやし こういちろう
国籍日本の旗 日本
生誕 (1968-02-11) 1968年2月11日(56歳)
東京都
スポーツ
競技パラクライミング視覚障害男子B1クラス
獲得メダル
日本の旗 日本
世界選手権
2019 フランス ブリアンソン 視覚障害者B1
世界選手権
2018 オーストリア インスブルク 視覚障害者B1
世界選手権
2016 フランス パリ 視覚障害者B1
世界選手権
2014 スペイン ヒフォン 視覚障害者B1

小林 幸一郎(こばやし こういちろう、1968年2月11日 - )は、東京都出身の日本フリークライマーパラクライマー

視覚障害のある現役パラアスリートとして、障害者クライミング普及の社会活動、競技スポーツのパラクライミングの普及発展を担う。

NPO法人モンキーマジック代表理事。

日本パラクライミング協会共同代表。


経歴[編集]

1968年、東京都生まれ。16歳でフリークライミングと出会う。大学卒業後某旅行会社入社、アウトドアメーカーに転職。合計11年間企業人として務める。

1990年、大学卒業後旅行会社にて約3年間の営業職に就く。その後、米国アウトドアメーカー国内販社に転職。店舗スタッフ、顧客サービス部門のアウトドアガイドとして約8年勤務し、計11年間を企業人として過ごす。

1996年、「網膜色素変性症」という目の難病が発覚。「将来失明する」という医師からの告知。

2002年、米国の全盲登山家エリック・ヴァイエンマイヤーとの出会いから、障害者クライミング普及を目指す。

2005年、NPO法人モンキーマジックを設立。同年、アフリカ大陸最高峰キリマンジャロ登頂。

2013年、視覚障害リハビリテーション協会理事。

2018年、日本パラクライミング協会副会長。

2020年、日本パラクライミング協会共同代表。

現在、現役フリークライマーであり、NPO法人モンキーマジック代表、日本パラクラミング協会共同代表、視覚障害リハビリテーション協会理事を務める。障害者クライミングの普及や講演等で全国を駆け回る。

競技会の戦歴[編集]

主な受賞歴[編集]

  • 2015年 読売新聞社制定「第64回 日本スポーツ賞」の競技団体別最優秀賞
  • 2018年 名古屋ライトハウス制定 片岡好亀賞
  • 2018年 スポーツフォートゥモローコンソーシアム、「多様性を尊重する世界」項目にてスポーツ庁長官より感謝状授与

主なメディア出演歴[編集]

テレビドキュメンタリー

  • 2014年 NHK Eテレ「ハートネットTV・ブレイクスルー自分の壁をのぼる」
  • 2015年 テレビ東京「スポーツがあったから「東北復興物語」」
  • 2016年 NHK Eテレ「道徳教材番組 オン・マイ・ウェイ! 一歩踏み出すためには何が必要なんだろう?」
  • 2017年 BSフジ 「一滴の向こう側 前・後編」 
  • 2017年 フジテレビ 「ザ・ノンフィクション ~ある日、視力を失って〜」
  • 2018年 BS TBS 「アスリート夢共演 障害者アスリートと健常者アスリートが、2020へ、その先へ続く「夢」を共に語り合う フリークライマー、野口啓代さんと対談」
  • 2019年 BSイレブン 「ザ・チーム 勝ち負けの向こう側/限界のその先へ 視覚障害クライマー 小林幸一郎」
  • 2019年 スカイA 「1 パラクライマー小林幸一郎の挑戦」
  • 2020年 NHK WORLD 「DIRECT TALK Climbing for Diversity」

映画

著書[編集]

  • 「見えないチカラ ~視覚障害クライマーが見つけた明日への希望~」 アスペクト出版 2011年
  • 「見えない壁だって、越えられる」 飛鳥新社 2015年

参照[編集]

外部リンク[編集]