妻を失い恋人を見つける法
妻を失い恋人を見つける法 | |
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Come perdere una moglie e trovare un'amante | |
監督 | パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ |
脚本 |
ジャンフランコ・ブッチェリ ロベルト・レオーニ ルイジ・マレルバ |
原作 |
ジャンフランコ・ブッチェリ ロベルト・レオーニ |
製作 | ルイジ・ボルゲーゼ |
出演者 |
ジョニー・ドレッリ バルバラ・ブーシェ |
音楽 | ジャンニ・フェッリオ |
主題歌 |
ジョニー・ドレッリ "Golosona" |
撮影 | ジュゼッペ・ルッツォリーニ |
編集 | アルベルト・ガッリッティ |
製作会社 | チネマトグラフィカ・アレックス |
配給 | ティタヌス |
公開 | 1978年11月28日 |
上映時間 | 100分 |
製作国 | イタリア |
言語 | イタリア語 |
『妻を失い恋人を見つける法』(つまをうしないこいびとをみつけるほう、イタリア語: Come perdere una moglie e trovare un'amante)は、1978年(昭和52年)製作・公開、パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ監督のイタリア映画である[1][2]。イタリア式コメディの1作である[1]。
略歴・概要
[編集]本作は、1978年、イタリアの映画プロデューサールイジ・ボルゲーゼが代表を務める製作会社チネマトグラフィカ・アレックスが製作、同年完成した[1]。ジャンフランコ・ブッチェリとロベルト・レオーニの2人が執筆した原案を、ブッチェリ、レオーニ、ルイジ・マレルバの3人が脚本を共同執筆した[1]。本来歌手である本作の主演俳優ジョニー・ドレッリが歌う主題歌 "Golosona" は、同年シングル発売され、同じくアルバム "Giorgio" に収録された。
イタリアでは、メジャー映画会社ティタヌスが配給し、同年11月28日に同国内で公開された[1]。2009年(平成21年)7月1日、「92分」のヴァージョンでDVDが発売元ティタヌス、販売元01ディストリビューション(イタリア放送協会傘下)によりイタリアで発売された[3]。
日本では、2011年(平成23年)2月現在に至るまで劇場公開、テレビ放映、DVD等のビデオグラム販売等は行われていない[4]。
スタッフ
[編集]- プロデューサー : ルイジ・ボルゲーゼ (Luigi Borghese [5])
- 監督 : パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ
- 原作 : ジャンフランコ・ブッチェリ (Gianfranco Bucceri [6])、ロベルト・レオーニ (Roberto Leoni [7])
- 脚本 : ジャンフランコ・ブッチェリ、ロベルト・レオーニ、ルイジ・マレルバ (Luigi Malerba)
- 撮影 : ジュゼッペ・ルッツォリーニ (Giuseppe Ruzzolini)
- 美術 : ルチアーノ・リッチェリ (Luciano Ricceri)[3]
- 衣裳 : コッラード・コラブッチ (Corrado Colabucci [8])
- 編集 : アルベルト・ガッリッティ (Alberto Gallitti [9])
- 助監督 : ネリ・パレンティ (Neri Parenti)
- 音楽 : ジャンニ・フェッリオ (Gianni Ferrio)
- 主題歌 : ジョニー・ドレッリ "Golosona"
キャスト
[編集]- クレジット順
- ジョニー・ドレッリ (Johnny Dorelli) - アルベルト・カステッリ
- バルバラ・ブーシェ (Barbara Bouchet) - レオノーラ・ルーベンス
- カルロ・バーニョ (Carlo Bagno) - アンセルモ
- エルザ・ヴァッツォレール (Elsa Vazzoler) - アニータ
- フェリーチェ・アンドレアージ (Felice Andreasi) - ロッシーニ博士
- アニー・パーパ (Anny Papa [10]) - アルベルトの妻ヘレン
- ジーノ・ペルニーチェ (Gino Pernice) - レオノーラの夫アルトゥーロ
- ウーゴ・マリア・モロージ (Ugo Maria Morosi) - 配管工
- トニ・ウッチ (Toni Ucci) - 修道僧フランチェスコ
- エンツォ・カンナヴァーレ (Enzo Cannavale) - グル
- ステファニア・カジーニ (Stefania Casini) - レオノーラの友人マリーザ
- アルファベット順
- ディーノ・エマヌエッリ (Dino Emanuelli [11]) - アルベルトの隣人アルフォンソ
- トム・フェレギー (Tom Felleghy) - アルベルトの助手
- エッダ・フェッロナオ (Edda Ferronao) - アルフォンソの妻
- マリナ・ヘドマン (Marina Hedman) - オーディションする最初の娘
- ピエトロ・トルディ (Pietro Tordi) - 従軍牧師
- ピエトロ・ツァルディーニ (Pietro Zardini) - 葬儀屋
あらすじ
[編集]牛乳メーカーの取締役であるアルベルト(ジョニー・ドレッリ)は、アメリカ人妻(アニー・パーパ)を失った。配管工(ウーゴ・マリア・モロージ)といっしょにシャワーを浴びているところを目撃してしまったのである。美しい妻を失ったショックは大きく、かつまた女性の乳に固執するアルベルトに、精神科医ロッシーニ(フェリーチェ・アンドレアージ)は母親の乳房への郷愁を呼び起こす必要を説く。いっぽう、レオノーラ(バルバラ・ブーシェ)は、チェロ奏者の夫アルトゥーロ(ジーノ・ペルニーチェ)が、全裸のメイドをチェロに見立て、それを演奏する姿を発見してしまう。レオノーラもまた精神科医ロッシーニのもとを訪れるが、この医者は、女性の患者はすべて全裸にして診療するのであった。
駐車場を探すアルベルトは、おなじく駐車場を探すレオノーラのクルマと衝突してしまう。最悪の出会いをした二人は、それぞれの理由で自殺を図るが、それぞれが運ばれた先のおなじ病院の廊下でストレッチャーに載せられた姿で再会する。気晴らしに雪山に出かけたアルベルトは、またしてもおなじ山荘でレオノーラと鉢合わせする。レオノーラは次第にアルベルトが気になり、ある夜、アルベルトを誘ってみるも、アルベルトは部屋に閉じこもる。そこへ、レオノーラの友人マリーザ(ステファニア・カジーニ)が吹雪のなか山荘に現れ、レオノーラのベッドに潜り込む。深夜、アルベルトはやはりレオノーラが気になり、バスルームで身だしなみを整えてから、レオノーラの部屋へ。レオノーラはレオノーラで、アルベルトの部屋に行ってみるのだが、アルベルトはいない。翌朝、アルベルトが知らずに寝た相手がマリーザだということがわかり、騒動になる。マリーザは街へ戻り、レオノーラはスキーに出かけるが、追いかけたアルベルトはレオノーラのスキーに重なって二人は暴走、捜索隊に凍りついて重なった状態で発見される。
山から降りた二人は、それぞれの生活をそれぞれやり直している。アルベルトは、自社の広告のためのモデルのオーディションを行なう。マリーザとレオノーラはそれとは知らずアルベルトの会社の前を通りかかり、マリーザはそのオーディションを受ける。なかなか戻って来ないマリーザを追って、レオノーラは社屋に入り、オーディションの部屋を覗いてみると、マリーザが乳を誇示していた。アルベルトはいまのがマリーザであることに気づき、窓外を覗くと立ち去るレオノーラをみつける。追いかけるアルベルトは、苦労の末にやっとレオノーラと再会することができた。
註
[編集]- ^ a b c d e Come perdere una moglie e trovare un'amante, インターネット・ムービー・データベース , 2011年2月18日閲覧。
- ^ Come Perdere Una Moglie E Trovare Un'amante, allmovie , 2011年2月18日閲覧。
- ^ a b Come perdere una moglie e trovare un'amante (DVD)、パッケージ記述。
- ^ パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ、allcinema ONLINE, 2011年2月17日閲覧。
- ^ Luigi Borghese - IMDb , 2011年2月18日閲覧。
- ^ Gianfranco Bucceri - IMDb , 2011年2月18日閲覧。
- ^ Roberto Leoni - IMDb , 2011年2月18日閲覧。
- ^ Corrado Colabucci - IMDb , 2011年2月18日閲覧。
- ^ Alberto Gallitti - IMDb , 2011年2月18日閲覧。
- ^ Anny Papa - IMDb , 2011年2月18日閲覧。
- ^ Dino Emanuelli - IMDb , 2011年2月18日閲覧。
参考文献
[編集]- Come perdere una moglie e trovare un'amante (DVD), パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ、ティタヌス、2009年7月1日
- 『イタリア映画史入門 1905 - 2003』 : ジャン・ピエロ・ブルネッタ、訳川本英明、鳥影社、2008年7月 ISBN 4862651445
関連事項
[編集]- イタリア式コメディ
- 01ディストリビューション (it:01 Distribution)
- クロツグミの男 - 全裸の妻をチェロに見立てて演奏するシーンがある