妖魔

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妖魔(ようま)は、妖怪[1][2]化け物[1]魔物[1][2]変化(へんげ)[1][2]の類である。

心の複雑さが容姿の美しさとなって表面に出てくるといわれており、深く傷ついた心の持ち主や激しい憎悪の炎に身悶える者たちが、ことに美しい容貌を得るとされている。[3]

海外作品の翻訳でDemonにあてられる訳語として用いられることもある[4]タニス・リー『平たい地球』シリーズなど)。日本のファンタジー作品や、オカルト超常現象を扱った作品などでは、しばしば悪役・敵役として「妖魔」と名づけられた種族が登場する。定義や設定は作品によって異なる。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 北原保雄他 編『日本国語大辞典』 第13巻(第2版)、小学館、2002年、547頁。ISBN 978-4-09-521013-1 
  2. ^ a b c 新村出 編『広辞苑』 た-ん(第6版)、岩波書店、2008年、2891頁。ISBN 978-4-00-080122-5 
  3. ^ プレイステーションマガジン No.9. 徳間書店. (1997年5月16日). p. 33 
  4. ^ テリー・ブルックス『妖魔をよぶ街』 上、井辻朱美訳、早川書房ハヤカワ文庫〉、1999年。ISBN 978-4-15-020268-2。"表紙"。