大脳旧皮質

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大脳旧皮質(だいのうきゅうひしつ)とは、大脳のうち、生存の欲求に関わる部位を指す。個体保存の欲求睡眠欲食欲排泄欲)や、種族保存の欲求性欲)などが、これに当たる。

大脳を占める割合で、いわゆる下等生物ほど大きくなり、高等生物ほど小さくなるが、高等生物でも生存に関わる極限状態に置かれた場合は、大脳旧皮質が頭をもたげるという。宗教紛争民族紛争所属欲求の問題であることから、大脳旧皮質の問題であると民俗学者の梅棹忠夫は述べている。