地温勾配

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地温勾配(ちおんこうばい、: geothermal gradient)とは、地下深度に対する温度上昇率のこと。地下増温率とも言う。地下は一般に、地熱により深いところほど温度が高い。この温度上昇率が地温勾配である。

日本の地殻浅部で、付近に火山など熱異常の原因となるものがない場所では、地温勾配は0.03℃/m前後(100mにつき3℃)であることが知られている。地熱の約45~85%は地殻に含まれる元素放射性崩壊から発生している[1]

海洋では、測定器の先端を海底に突き刺して地温勾配を調べる。

脚注[編集]

  1. ^ 地温探査 - 九州大学・物理探査学研究室、2023年9月閲覧

関連項目[編集]

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