嘉名光市
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嘉名 光市(かな こういち、1968年5月3日 - )は日本の都市計画家、アーバンデザイナー、都市計画研究者、景観研究者である。
一級建築士、技術士建設部門(都市及び地方計画)、博士(工学)。大阪公立大学大学院工学研究科都市系専攻教授(都市計画研究室)。都市計画、都市デザイン、景観論、都市計画・デザイン史、都市再生論、エリアマネジメント。京阪神を中心に多くの都市再生プロジェクトに携わる。[1][2][3]
来歴
[編集]大阪府河内長野市に生まれる[4]。大阪府立生野高等学校を経て、1992年3月に東京工業大学工学部社会工学科を卒業(在学中は中村良夫の研究室に所属)[4]。卒業後の1992年4月より、三和総合研究所研究開発本部の研究員となる[4]。
1996年4月、東京工業大学大学院社会理工学研究科博士後期課程に入り、2001年3月に修了[4]。
2002年7月、三和総合研究所の後身となるUFJ総合研究所(現・三菱UFJリサーチ&コンサルティング)都市・地域再生マネジメント室主任研究員[4]。
2003年10月より、大阪市立大学大学院工学研究科(都市系専攻)講師を務める(2006年に助教授、2007年に准教授)[4]。
2017年4月より、大阪市立大学大学院工学研究科(都市系専攻)教授[4]。
2022年4月より、大阪公立大学大学院工学研究科(都市系専攻)教授[4]。
神戸市都市計画審議会会長、堺市都市計画審議会会長、大阪府国土利用計画審議会会長など。
著作
[編集]編著
[編集]- 『図説 都市計画』澤木昌典 学芸出版社、2022年
- 『生きた景観マネジメント』日本建築学会編 鹿島出版会、2021年
- 『都市を変える水辺アクション 実践ガイド』泉英明,武田重昭 学芸出版社、2015年
- 『生きた建築 大阪』高岡伸一,倉方俊輔,橋爪紳也 140B 2015年
共著
[編集]- 『景観法活用ガイド」』ぎょうせい、2008年
- 『生活景 -身近な景観価値の発見とまちづくり』学芸出版社、2009年
- 『創造都市と社会包摂 文化多様性・市民知・まちづくり』水曜社、2009年
- 『季刊まちづくり26 特集:地域づくりの視点から都市計画制度に提案する』学芸出版社、2010年
- 『都市・まちづくり学入門』学芸出版社、2011年
- 『URP GCOE DOCUMENT 13:船場アートカフェ2』大阪市立大学都市研究プラザ、2012年
- 『景観再考 景観からのゆたかな人間環境づくり宣言』鹿島出版会、2013年
- 『京都建築スクール2013 リビングシティを構想せよ 商業の場の再編』建築資料研究社、2013年
- 『コンパクト建築設計資料集成 都市再生』建築資料研究社、2013年
- 『光のまちをつくる;水都大阪の実践』創元社、2015年
- 『包摂都市のレジリエンス 理念モデルと実践モデルの構築』<文化とまちづくり叢書>水曜社、2017年
- 『景観計画の実践: 事例から見た効果的な運用のポイント』森北出版、2017年
- 『初めて学ぶ都市計画(第二版)』市ヶ谷出版社、2018年
- 『日本都市史・建築史事典』丸善出版、2018年
受賞
[編集]- 日本都市計画学会石川賞[5] 水都大阪のまちづくり(共同):2016年
- 日本建築学会賞(業績)[6] -大阪市「生きた建築ミュージアム事業」による建築文化の振興(共同)- :2017年
- 日本都市計画学会石川賞[7] 都心既成市街地でのメインストリートを中心とした地域主体の対話型エリアマネジメント~20 年間の実践(共同)- :2023年
脚注
[編集]- ^ “大阪万博2025を契機とした新しい都市モデルの形成”. 大阪公立大学(仮称)2022年開学予定(設置認可申請中)/University of Osaka (tentative name). 2021年2月2日閲覧。
- ^ “観光地偏る大阪、回遊促せ 嘉名光市さん”. 日本経済新聞 (2020年5月27日). 2021年2月2日閲覧。
- ^ “提言「グレーターミナミの活性化に向けて」”. 大阪商工会議所. 2021年2月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 嘉名光市のページ - 大阪市立大学環境都市計画分野(都市計画研究室)
- ^ “日本都市計画学会2015年学会賞”. 日本都市計画学会. 2021年2月2日閲覧。
- ^ “2017年日本建築学会賞”. 日本建築学会. 2021年2月2日閲覧。
- ^ “日本都市計画学会2023年学会賞”. 公益社団法人日本都市計画学会. 2024年11月4日閲覧。