内田すずめ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
内田すずめ
国籍 日本の旗 日本
出身校 渋谷教育学園渋谷中学校・高等学校
筑波大学芸術専門学群デザイン専攻
ウェブサイト suzumeu.tokyo
テンプレートを表示

内田 すずめ(うちだ すずめ)は、日本の画家である。

作風[編集]

希望と絶望が同居した作品群である。 『私は魂の鳴き声に耳を傾ける。 救われたい救いたい、許されたい許したい、愛されたい愛したい。 それはどんなに絶望しても希望を見つけ出そうとする、生への欲望である。 私は諦めない。 いつか絶望が希望に抱き締められて空へ昇ることを。 素晴らしい日々を過ごしたと最後に思えることを。』[1]

女性像、自画像を多く描いている。
『女性の描く女性像というのは、自分を投影するところが多く、自分の分身や、鏡としての意味合いが大きい気がします。』[2]

人物[編集]

過去に拒食症になっている。その経験から幽霊画を制作した:「拒食と自爆」(紙、鉛筆、木炭/2014年)。『拒食症。死ぬほど食べたいのに太ることが怖くて食べられない。ならば小腸を食いちぎって栄養を吸収できない肉体にしよう。私があの頃死んでいたら、そんな幽霊になっていたはずだ。』とコメントしている。[3]

コメントが怖い。「ゆびきり」という作品では『ゆびきりげんまん 嘘ついたら あなたを殺して私も死ぬ』とコメントしている。[4]

粉川江里子、山本大貴の絵画モデルを務めた。

展示・受賞[編集]

2017年[編集]

  • 個展「内田すずめ展 -愛の星-」秋華洞(東京・銀座Xmasアートフェスタ参加)
  • グループ展「ペルソナ展」美岳画廊(東京)
  • コラボレーション「ヨウジヤマモトオム×内田すずめ」2018春夏パリコレクション
  • 画集「美人画ボーダレス」(芸術新聞社)に掲載
  • 文芸誌「文學界12月号」(文藝春秋)巻頭表現 掲載
  • テレビ「BSフジ ブレイク前夜」出演

2016年[編集]

  • 個展「内田すずめ展 ラストリゾート」美岳画廊(東京)
  • 公募展「第2回ホキ美術館大賞展」ホキ美術館(千葉)
  • グループ展「わたしの中の『デロリ』」秋華洞(東京)
  • グループ展「NEO JAPONISM」あべのハルカス近鉄本店(大阪)
  • 海外アートフェア「SINGAPORE ART APART FAIR 7th EDITION」すみれ画廊(東京)
  • 第2回ホキ美術館大賞入選、公式図録vol.7に作品掲載
  • 小説「邪し魔」(友成純一著・河出書房新社)に装画提供

2015年[編集]

  • グループ展「真冬の幽霊画展」秋華洞(東京・銀座クリスマスアートフェスタ参加)
  • グループ展「シブヤスタイルvol.9」西武渋谷美術画廊(東京)
  • グループ展「現在幽霊画展」TAV GALLERY(東京)
  • グループ展「わたしの中の村上春樹展」銀座ギャラリー枝香庵(東京)

2014年[編集]

  • 個展「内田すずめ作品展 swan dive」美岳画廊(東京)
  • 「幽霊画展2014」大賞受賞

脚注[編集]

  1. ^ Suzume UCHIDA biography”. Suzume UCHIDA paintings. 2017年4月30日閲覧。
  2. ^ 月刊アートコレクターズ2015年9月号から引用
  3. ^ 拒食と自爆”. 公式ツイッター. 2017年2月27日閲覧。
  4. ^ 秋華洞カタログ誌 Vol.51から引用

外部リンク[編集]