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入初式

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

入初式(いりぞめしき)は1月2日神戸市北区有馬温泉で行われる神道仏教習合の祭礼行事。

この祭礼は有馬温泉を興した大国主命と仏僧の行基仁西に感謝する行事で新年を祝う。神官僧侶湯女(風呂の世話、接待を業務する女性。現在は地元の芸妓が扮する)、温泉関係者が行列し、式場である有馬小学校に向かう。式場で湯女が初湯を桶に入れ、太鼓に合わせながら適温に冷ます。その湯を行基、仁西の像に注ぐ。その後、湯女が踊りを披露し白米を床にまく祓いをする。そのときに祝い歌「入初式の歌」を歌う。式が終わり参列者が有馬界隈を歩き「戻せ返せ」と叫び有馬温泉の一年を迎える。

参考資料

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  • 『しっとりと 有馬』 有馬温泉観光協会発行 1999年