ロゴス・ホープ

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ロゴス・ホープ
キール港に停泊中のロゴス・ホープ
キール港に停泊中のロゴス・ホープ
基本情報
船籍 1973年-1983年: スウェーデン
1983年–2011年:フェロー諸島の旗 フェロー諸島
2011年- :マルタの旗 マルタ[1]
運用者 1973年-1976年:Öresundsbolaget
1976年–1980年:Saga Line
1980年–1983年:TT Saga Line英語版
1983年–2004年:Smyril Line英語版
2004年- :GBA Ships
建造所 ノビスクルークドイツレンズブルク
建造番号: 678
IMO番号 7302914
改名 1973年-1983年:グスタヴ・ヴァサ
1983年–2003年:ノローナ
2003年-2004年:ノローナI
2004年-:ロゴス・ホープ
要目
総トン数 12,519トン
長さ 132.5m
21.06m
喫水 5.22m
デッキ数 9層
主機関 SWD 6TM 410 RR 6気筒ディーゼルエンジン 4基
推進器 可変ピッチプロペラ 2基
バウスラスター 1基
搭載人員 船客 442名
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トースハウン港における「ノローナ」(ロゴス・ホープの前身)1997年

ロゴス・ホープ (Logos Hope) はOM傘下のドイツの宣教団体であるグーテ・ビュッヒャー・フュア・アレ英語版(Gute Bücher für Alle, GBA)が保有する大型船である。

1973年にスウェーデンマルメとドイツのトラフェミュンデを結ぶフェリー「グスタヴ・ヴァサ」として建造され、のちにフェロー諸島へのフェリー「ノローナ」として運航されたのちにGBAが購入した。

チリの海岸で座礁した「ロゴス」、当船と代替で引退した「ロゴス2」、2009年にシンガポールに売却された「ドゥロス」に続き、GBAが保有する4隻目の船である。

5年以上の期間をかけて完全に改装された。

乗組員・スタッフは約45か国から集まったボランティアで、GBAに所属し、2年間船上で生活する。

航海[編集]

一般的に2週間寄港し、世界各地の港から港へと1年中続けて航海する。GBAのウェブサイトで寄港地が示されている[2]

洋上書店として児童書・専門書など約50万冊の本を積む。各寄港地では本を販売するほか、イベントなどを実施している。

歴史[編集]

1973年にスウェーデンのマルメとドイツのトラフェミュンデを結ぶカーフェリー「グスタヴ・ヴァサ」として就航し、10年間運航された。1983年4月にフェロー諸島のフェリー会社である Smyril Line 社に売却され、「ノローナ」と改称された。毎年夏にはフェロー諸島の中心都市トースハウンからシェトランド諸島ラーウィックノルウェーベルゲンデンマークハンストホルムアイスランドセイジスフィヨルズルに運航し、冬には他社のオーバーホールの日程をカバーするため貸し出された。Smyril Line 社が2003年に新しい「ノローナ」を導入すると、この古い船は「ノローナ1」となり、売りに出された。審議、点検、祈りのあと、現在の所有者であるGBAが2004年3月に購入した[要出典]

脚注[編集]

  1. ^ Technical Specifications”. GBA Ships. 2011年11月6日閲覧。
  2. ^ Logos Hope Schedule - Gute Bücher für Alle

関連項目[編集]

外部リンク[編集]