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ヨハン・ゾファニー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヨハン・ゾファニー
Johann Zoffany
自画像
生誕 (1733-03-13) 1733年3月13日
フランクフルト・アム・マイン
死没 1810年11月11日(1810-11-11)(77歳没)
ロンドン
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ヨハン・ゾファニー作、「ウフィツィ美術館のグランドスタンド」 (1772/1777)、ロイヤル・コレクション

ヨハン・ゾファニー(Johann Zoffany、姓の綴りはZoffanijやZoffani、Zauffallij、Zauffelijとも、1733年3月13日 - 1810年11月11日[1])は、ドイツ生まれの画家で、1760年からイギリスを拠点に働き、肖像画や風俗画を描いた。

略歴

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フランクフルト・アム・マインで生まれた。父親はボヘミア出身でトゥルン・ウント・タクシス侯爵家 (Thurn und Taxis)の宮廷で働く建築家、家具製作者であった[2]。1748年に侯爵家がフランクフルトからレーゲンスブルクに移ったために、家族とレーゲンスブルクに移り、そこでマルティン・スペール(Martin Speer: 1702-1765)という画家に絵を学んだ。1750年頃からイタリアで修行し、ローマで、アゴスティーノ・マズッチに学んだ。

ドイツに戻り、しばらく働いた後、1760年にイギリスに移り、肖像画や風俗画を描いた。人気のあった画家のウィリアム・ホガースの追随者となり、ロンドンの演劇作品の場面やデイヴィッド・ギャリックのような俳優の舞台姿を描いて人気になった。イギリス国王ジョージ3世や王妃シャーロットからも注目され、王妃の非公式の肖像画も描いた。イギリスで「conversation pieces」と呼ばれる、何人かの人物が寛いで会話している雰囲気の集団肖像画も多く描いた。

1769年にロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの創立会員の一人になり、ロイヤル・アカデミーの会員たちを描いた集団肖像画を描いている。

イギリスを活動の拠点にしたが1776年から1779年の間はウィーンとフィレンツェに滞在し、フィレンツェでトスカーナ大公の家族の肖像画を描き[3]、シャーロット王妃の注文でフィレンツェのウフィツィ美術館の館内を描いた作品を残した。

1783年から1789年の間はインドでコルカタなどに滞在し、ベンガル総督やインドの王族の肖像画や狩猟の場面を描いた[4]

1810年にロンドン、チジックのストランド・オン・ザ・グリーン(Strand-on-the-Green)で亡くなった。

作品

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ウィリアム・ヤング卿一家(c.1767)、ウォーカー・アート・ギャラリー
ロイヤル・アカデミーの会員たち (1771/1772)
ロイヤル・コレクション
モードント大佐の闘鶏の試合

脚注

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  1. ^ Pressly, William L.; Zoffany, Johann (April 1999). The French Revolution as Blasphemy: Johan Zoffany's Paintings .... ISBN 9780520211964. https://books.google.com/books?id=C8j4vGeKOdUC 15 April 2017閲覧。 
  2. ^ Mary Webster, 'Zoffany, Johan Joseph (1733–1810)', Oxford Dictionary of National Biography, Oxford University Press, 2004; online edn, May 2011. Retrieved 16 Nov 2018
  3. ^ Fritz Baumgart, ZOFFANY, Johann, su treccani.it, Enciclopedia Italiana, 1937.
  4. ^ Zoffany, Johann, in Enciclopedie on line, Treccani. URL consultato il 30 ottobre 2016.

参考文献

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  • Zoffany (Zauffaly, Zauphaly, Zoffani), Johann (John) Joseph. In: Hans Vollmer (Hrsg.): Allgemeines Lexikon der Bildenden Künstler von der Antike bis zur Gegenwart. Begründet von Ulrich Thieme und Felix Becker. Band 36: Wilhelmy–Zyzywi. E. A. Seemann, Leipzig 1947, S. 544–546 (biblos.pk.edu.pl).
  • William S. Pressly: The French Revolution as Blasphemy: Johan Zoffany's Paintings of the Massacre at Paris, August 10, 1792. University of California Press, Berkeley 1999.
  • Christine Lerche: Painted Politeness: private und öffentliche Selbstdarstellung im Conversation Piece des Johann Zoffany. WDV, Weimar 2006, ISBN 978-3-89739-511-4.
  • John Anthony Nicholls: Das Galeriebild im 18. Jahrhundert und Johann Zoffanys Tribuna. Dissertation, Rheinische Friedrich-Wilhelm-Universität, Bonn 2006 (Digitalisat).
  • Penelope Treadwell: Johan Zoffany. Artist and adventurer. Paul Holberton Publishing, London 2009.
  • Mary Webster: Johan Zoffany. 1733–1810. Yale University Press, New Haven/London 2011, ISBN 978-0-300-16278-3.
  • Martin Postle (Hrsg.): Johan Zoffany RA: Society Observed. Yale University Press, New Haven/London 2011.