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マギーグラフ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マギーグラフ
命名者 W. F. McGee
頂点 24
36
半径 4
直径 4[1]
内周 7[1]
自己同型 32[1]
彩色数 3[1]
彩色指数 3[1]
特性 立方体グラフ
ケージ
ハミルトングラフ
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マギーグラフとは、グラフ理論のグラフの1つであり、24頂点、36辺の、3-正則グラフである[1](3-7)-ケージ とも呼ばれる。

マギーグラフは (3,7)-ケージの唯一の例であり、 内周が7である立方体グラフの最小の例である。また、立方体グラフかつケージで、ムーアグラフではない最小のグラフである。

Sachsがマギーグラフを最初に見つけたが、発表しなかった[2]。その結果、1960年に発表したマギーにちなんで、このグラフはマギーグラフと名付けられた[3]。その後、1966年にウィリアム・トーマス・タット英語版により、マギーグラフは (3,7)-ケージの唯一の例であることが証明された[4][5][6]

マギーグラフは平面グラフにすると8箇所以上で交叉する。つまり、マギーグラフの交叉数_(グラフ理論)英語版は8である。交叉数が8となる最小な立方体グラフには5つの非同型なグラフがあり、マギーグラフはその1つである。一般化ピーターセングラフナウルグラフ英語版)もその1つであるG(12,5)[7][8]

マギーグラフの距離英語版は 4、直径は 4、彩色数は 3 、彩色指数は 3である。マギーグラフは 3-頂点連結グラフ であり 3-辺連結グラフである。 本型埋め込み((book embedding)の厚み(book thickness)は 3 であり、queue numberは 2である[9]

代数的性質

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マギーグラフの特性多項式である。 マギーグラフの自己同型群位数は 32 であり、その頂点は推移的ではない。つまり、長さ8や16の2つの頂点軌道をもつ。マギーグラフはvertex-transitive graphではない(頂点が推移的でない)最小の立方体グラフである[10]

ギャラリー

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注釈・出典

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  1. ^ a b c d e f Weisstein, Eric W. "McGee Graph". mathworld.wolfram.com (英語).
  2. ^ Kárteszi, F. "Piani finit ciclici come risoluzioni di un certo problemo di minimo." Boll. Un. Mat. Ital. 15, 522-528, 1960
  3. ^ McGee, W. F. "A Minimal Cubic Graph of Girth Seven." Canad. Math. Bull. 3, 149-152, 1960
  4. ^ Tutte, W. T. Connectivity in Graphs. Toronto, Ontario: University of Toronto Press, 1966
  5. ^ Wong, P. K. "Cages--A Survey." J. Graph Th. 6, 1-22, 1982
  6. ^ Brouwer, A. E.; Cohen, A. M.; and Neumaier, A. Distance Regular Graphs. New York: Springer-Verlag, p. 209, 1989
  7. ^ Sloane, N.J.A. (ed.). "Sequence A110507 (Number of nodes in the smallest cubic graph with crossing number n)". The On-Line Encyclopedia of Integer Sequences. OEIS Foundation. {{cite web}}: Cite webテンプレートでは|access-date=引数が必須です。 (説明)
  8. ^ Pegg, E. T.; Exoo, G. (2009), “Crossing number graphs”, Mathematica Journal 11, http://www.mathematica-journal.com/issue/v11i2/CrossingNumberGraphs.html .
  9. ^ Jessica Wolz, Engineering Linear Layouts with SAT. Master Thesis, University of Tübingen, 2018
  10. ^ Bondy, J. A. and Murty, U. S. R. Graph Theory with Applications. New York: North Holland, p. 237, 1976.