ヘクラ山

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ヘクラ Hekla
1980年の噴火
1980年の噴火
標高 1,491 m
所在地 アイスランドの旗 アイスランド
位置 北緯63度59分 西経19度42分 / 北緯63.983度 西経19.700度 / 63.983; -19.700
種類 成層火山
プロジェクト 山
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ヘクラ山アイスランド語: Hekla)は、アイスランド成層火山。アイスランドの南部に位置し、国内で最も活動的な火山である。なお『ヘクラ(Hekla)』とはアイスランド語で『頭巾』を意味する。

標高1,491m、比高1,000m、周囲約19km、山頂はにおおわれており、山体は山頂を通る割れ目の方向(東北東~西南西)方向に延びている。ヘクラ山はアイスランドの火山としてはめずらしくプリニー式噴火を何度も繰り返した経歴をもち、少なくとも16回の噴火が知られている。爆発的噴火はおもに山頂火口より生じ、溶岩の流出は山頂から東北東~西南西方向に広がる山腹割れ目噴火帯より起こる。

最大の噴火は176668年噴火で、1.3km3の溶岩を流出した。1845年9月2日に、大爆発(VEI=4,DVI=250)した。194748年噴火では初期のプリニー式噴火の噴煙柱は27kmに達した。最近では、2000年2月28日に噴火した。

関連項目[編集]