フラットカーカ

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フラットカーカ
種類 フラットブレッド
発祥地 アイスランド
主な材料 ライムギ
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フラットカーカ (Flatkaka)は、ライムギで作るアイスランドの無発酵フラットブレッドである。柔らかく、丸く、薄く、特徴的なフライパンの焼き目模様がある。

伝統的に、フラットカーカは、熱い石の上か、残り火の上で直接焼かれた。その後、鋳鉄のフライパンが用いられるようになり、現在は家庭においてはホットプレートでも作られる。市販されるものは小麦粉が加えられるため、厚く、乾燥したものとなり、家庭で作るものとは違いがある。

アイスランドでフラットカーカを焼く伝統は、9世紀のアイスランドへの定住に遡ると考えられている[1]。アイスランドでは穀物が不足していたため、歴史的に、アイスランドゴケ(エイランタイ)が栄養補助として用いられることもあった[1][リンク切れ]

フラットカーカは通常、半分か1/4に切られ、バターマトンパテをトッピングし、ハンギキョートスモークサーモン、酢漬けのニシン等を添えて提供される。

出典[編集]

  1. ^ a b Arnarsdottir, Eyglo Svala (2011年1月17日). “Traditional Icelandic Flatbread” (英語). Iceland Review. http://icelandreview.com/stuff/multimedia/2011/01/17/traditional-icelandic-flatbread 2017年3月27日閲覧。