コンテンツにスキップ

フライ・ジャマイカ航空256便事故

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フライ・ジャマイカ航空 256便
2013年8月に撮影された事故機
事故の概要
日付 2018年11月9日
概要 油圧系統のトラブルによる緊急着陸、及び滑走路のオーバーラン
現場 ガイアナの旗 ガイアナ チェディ・ジェーガン国際空港
乗客数 118
乗員数 8
負傷者数 5
死者数 1
生存者数 125
機種 ボーイング757-23N
運用者 ジャマイカの旗 フライ・ジャマイカ航空英語版
機体記号 N524AT
出発地 ガイアナの旗 チェディ・ジェーガン国際空港
目的地 カナダの旗 トロント・ピアソン国際空港
テンプレートを表示

フライ・ジャマイカ航空256便事故は、2018年11月9日に発生した航空事故である。チェディ・ジェーガン国際空港トロント・ピアソン国際空港行きだったフライ・ジャマイカ航空256便(ボーイング757-23N)が、離陸直後に油圧トラブルに見舞われた。パイロットは、チェディ・ジェーガン国際空港へ緊急着陸を行ったが、滑走路をオーバーランした[1][2][3][4][5]。機体は損傷を負い、乗客であった86歳の女性が1週間後に死亡した[6]

事故機

[編集]

事故機のボーイング757-23N(N524AT)は、2基のロールス・ロイス RB211を搭載していた。1999年に製造され、ATA航空に納入された。その後、いくつかの航空会社を経て2012年にフライ・ジャマイカ航空英語版が購入した[5]

事故の経緯

[編集]

256便は、現地時間2時09分にチェディ・ジェーガン国際空港を離陸した。管制官は、高度20,000フィート (6,100 m)までの上昇を許可した。巡航高度に達する前に、パイロットが油圧の問題を報告し、空港への引き返しを行った[5][7]。2時53分に256便はチェディ・ジェーガン国際空港の滑走路06へ着陸したが、機体は滑走路内で停止せずにフェンスを突き破った。機体は、右主脚と第2エンジンに大きな損傷を負った[8][9]

関連項目

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ Six injured as Fly Jamaica aircraft makes emergency landing in Guyana” (英語). jamaica-gleaner.com. 21 December 2018閲覧。
  2. ^ Fly Jamaica plane crashes on emergency landing at CJIA – News Room Guyana”. newsroom.gy. 21 December 2018閲覧。
  3. ^ CRASH: Fly Jamaica plane makes emergency landing in Guyana - St. Lucia News Online”. St. Lucia News Online (9 November 2018). 21 December 2018閲覧。
  4. ^ Six injured as Fly Jamaica aircraft makes emergency landing in Guyana” (英語). jamaica-gleaner.com. 21 December 2018閲覧。
  5. ^ a b c Emergency declared 18 minutes into the flight.”. express.co.uk (9 November 2018). 8 December 2018閲覧。
  6. ^ Senior injured in Fly Jamaica crash landing succumbs” (英語). stabroeknews.com. 22 November 2018閲覧。
  7. ^ Passenger belived to be safe”. jamaicaobserver.com (10 November 2018). 8 December 2018閲覧。
  8. ^ Accident description Fly Jamaica Airways Flight 256”. 21 December 2018閲覧。
  9. ^ Fly Jamaica in crash landing at Timehri, all passengers safe”. stabroeknews.com (9 November 2018). 8 December 2018閲覧。