フエフキサギ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フエフキサギ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ペリカン目 Pelecaniformes
: サギ科 Ardeidae
: フエフキサギ属 Syrigma
: フエフキサギ
S. sibilatrix
学名
Syrigma sibilatrix
(Temminck1824)
和名
フエフキサギ
英名
Whistling Heron

フエフキサギ (笛吹鷺、学名:Syrigma sibilatrix) は、サギ科に分類されるの一種である。

分布[編集]

コロンビアからベネズエラアルゼンチンまで分布する。分布地は不連続的である。

形態[編集]

全長53-61cm。他のサギ類に比べると嘴がやや短い。頭上は黒色、目先から嘴基部までは青色、頸から胸、腹部にかけては黄色がかった白色、背中と翼は灰色である。後頭部に黒くて長い冠羽がある。嘴は紅色で、先端部は黒い。脚は黒色か暗い褐色である。

生態[編集]

湿地や沼地、河口、干潟に生息する。しばしば、高地の乾燥した草原でも見られる。

主に昆虫類を捕食する。

樹上に営巣する。小さなコロニーを形成することもある。1腹4個の卵を産む。抱卵期間は約28日で、雛は約42日で巣立ちする。

鳴き声は高い「クリー クリー」、または「フィー フィー」というような笛声である。

参考文献[編集]

  • 『世界の動物|分類と飼育 コウノトリ目+フラミンゴ目』、財団法人東京動物園協会、1985年、15頁