ヒョウタンゴケ目
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ヒョウタンゴケ目 | |||||||||||||||
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ヒョウタンゴケ (Funaria hygrometrica)
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分類 | |||||||||||||||
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科 | |||||||||||||||
ヒョウタンゴケ目(Funariales)は、マゴケ綱に属するコケ植物の目[1][2]。ヒョウタンゴケ科など3科21属360種ほどが知られる。
概要
[編集]金などの貴金属を細胞内に取り込むことで注目されているヒョウタンゴケ[3]や、モデル生物として利用されるヒメツリガネゴケなどが所属する分類群である。
一年生の種が中心である。ヒョウタンゴケ属の種などで、蒴の開口部にある蒴歯が二重の種もみられる。
ヒョウタンゴケ目は、イクビゴケ目やクサスギゴケ目と並んで、最も早い時期に分化した目であると考えられている[4]。
科
[編集]- オオツボゴケ科 Splachnaceae
- 7属60種ほど。
- ヒョウタンゴケ科 Funariaceae
- 13属300種ほど。
- ヨレエゴケ科 Disceliaceae
- ヨレエゴケのみが属する。
かつてヒョウタンゴケ目に分類されていた科
[編集]- カゲロウゴケ科 Ephemeraceae
- センボンゴケ目に移動。
- ハイツボゴケ科 Gigaspermaceae
- ハイツボゴケ目として独立。
脚注
[編集]- ^ Goffinet, B.; W. R. Buck; & A. J. Shaw (2008). “Morphology and Classification of the Bryophyta”. In Bernard Goffinet & A. Jonathan Shaw (eds.). Bryophyte Biology (2nd ed.). Cambridge: Cambridge University Press. pp. 55–138. ISBN 9780521872256
- ^ Goffinet, Bernard; William R. Buck (2004). “Systematics of the Bryophyta (Mosses): From molecules to a revised classification”. Monographs in Systematic Botany. Molecular Systematics of Bryophytes (Missouri Botanical Garden Press) 98: 205–239. ISBN 1-930723-38-5.
- ^ ヒョウタンゴケが金を蓄積、資源回収に応用へ 理研など (2011年1月6日閲覧)
- ^ De Luna, Efrain, Angela E. Newton, and Brent D. Mishler. 2004. Bryopsida. Mosses with arthrodontous peristome. Version 04 October 2004. http://tolweb.org/Bryopsida/21587/2004.10.04 in The Tree of Life Web Project, http://tolweb.org/